日本の亀の種類と、その特徴からの見分け方を調べました。
日本の亀の種類と、その見分け方
日本固有種の亀には、「ニホンイシガメ」と「リュウキュウヤマガメ」の2種類がいます。
ニホンイシガメとは、日本全域に住んでいる亀の事をいい、やや流れのある水域に住んでいます。
また、江戸時代からペットとして飼われており、ゼニガメという別名で呼ばれていました。
河川や沼地などの水が多いところに生息する亀ではありますが、陸地に上がり日光浴をするなど、常に水の中にいるというわけではありません。
ニホンイシガメは、雄よりも雌の方が大きく育つとされております。
しかし、このニホンイシガメは環境の変化などにより数の減少が激しく、今では日本の自然界で見る事は難しくなっている状態です。
リュウキュウヤマガメとは、沖縄に住む亀の事をいい、「ガーミー」、「ヤマガーミー」、「ヤンバルガーミー」などの別名で呼ばれており、山林に住んでいます。
このリュウキュウヤマガメもニホンイシガメ同様、環境の変化などにより数の減少が激しく、今では天然記念物に認定されています。
ニホンイシガメの外見的特徴ですが、甲羅と頭の部分は黄色がかった茶色をしており、足と尻尾とが黒く、腹甲も黒色をしております。
実は、ニホンイシガメはクサガメとウンキュウと姿形が非常に似ております。
クサガメとの見た目の違いは、クサガメに甲羅の色と甲羅に三本線が入っていないこと。
また、クサガメの方が頭が大きく紋様が入っている、そして腹甲にも紋様が少し入っている点です。
ウンキュウとの違いは、クサガメとイシガメとの交配種のため、クサガメの要素が入っているので先程同様の点に気をつければ違いが分かります。
外見的特徴以外での見分け方は、やはりクサガメが持つ特有の「臭い」だと思います。
クサガメは名前の通り、とても臭いのでそれが一番の判断材料になります。
リュウキュウヤマガメの外見的特徴ですが、甲羅の真ん中と両端に降状が3本入と黒い紋様が散らばって存在していて、また甲羅の後ろ側はのこぎりのような形状をしています。
顔は、上あごがかぎ状のような形をしており、非常に可愛らしいです。
まとめ
日本の亀が、外来種や環境の変化によって数が減少しているとは思いませんでした。
やはり、私達だけが住みやすい環境づくりをするのではなく、他の生物にも気を使った環境づくりをしないといけないと思いました。
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