ある日、飼っているクサガメの皮膚に白い物が付いていたら、ビックリしますよね。

もしかして病気?!と心配する方もいると思います。

まず考えられることは、亀の脱皮です。

亀は爬虫類ですので、トカゲや蛇と同じく、成長過程で脱皮をするのです。

なので、心配することはありません。

他に考えられるのが、病気です。

代表的な病気は、水カビ病です。

それでは、どのようにして脱皮か病気かを判断するのでしょうか。

亀 脱皮 水カビ クサガメ

見た目での判断

正常な脱皮の場合、皮膚に付いている白い物は、ペロッとしたセロファンみたいな物です。

クサガメの場合は、甲羅も、区画の形通りに、きれいに剥がれてきます。

そして、水から出すと、この白い物は皮膚にピタッとくっつき、見えなくなります。

ミズカビ病だと、皮膚に白くもやっとしたカビが付きます。

皮膚が白く変色したりもします。

悪化すると、炎症しただれることもあります。

甲羅も水カビ病になります。

白く変色し、つやがなくなります。

そして、水から出しても、この白いもやもやは皮膚に残り消えません。

食欲で判断

正常な脱皮であれば、食欲は変わりません。

病気であれば、食欲が落ちます。

それは人間と同じで、元気がなくなると食べられないのです。

環境で判断

水カビ病は、水質悪化、日光不足、ストレスなどが原因と考えられます。

このカビは、水の中に普通にいる物なのですが、水質が悪かったり、ストレスが溜まって体が弱ってくると、罹ってしまうのです。

日光浴もさせて、甲羅を乾かすことも大切です。

日光は、カルシウムの形成にも必要なので、亀を飼う上でとても重要なことです。

そして除菌にもなります。

水カビ病に罹るような環境で飼育しているなら、その病気を疑えます。

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時期で判断

時期で判断することはできません。

亀の脱皮は、通常だと暖かい季節に行われます。

しかし、成長期の小さな亀は、もっと頻繁に脱皮しますし、暖かい環境で飼育されている亀は、年中脱皮します。

なので、この時期だから脱皮だ、それとも水カビ病だと言い切ることは出来ません。

ミズカビ病の治療方法

まずは、皮膚や甲羅に付いているカビを取り除きます。

皮膚ならやわらかい綿棒、甲羅なら古くなった歯ブラシが良いと思います。

ゆっくりと優しく擦ります。

強く擦ってはいけません。

正常な皮膚や甲羅を傷付けないように、カビをはがし落としてください。

次に、乾燥させてから、イソジンを10パーセントくらいに薄めた液をスポンジなどで患部に塗ります。

また乾燥させます。

これを、一日に一度は行い、病気が治るまで根気強く続けます。

早ければ10日くらい、長ければ数週間かかります。

紫外線は消毒にもなりますので、日光浴もさせてください。

でも、長時間、強い日なたに出すと熱中症になるので、気を付けてください。

まとめ

可愛がっている亀が、脱皮してどんどん大きくなってくれれば嬉しいですね。

脱皮と思って喜んで、病気を見つけるのが遅くなっては大変です。

水カビ病は、皮膚の場合は特に、悪化すると命にかかわります。

悪化する前に、気付いて治療してください。

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