たまにニュースなどで、ワニガメが○○川から発見保護されました。
○○池で姿を見かけたから近寄らないでください。
などが流れたりします。
危険性外来種生物として認知されているのがワニガメです。
大人の指なら軽く食いちぎってしまうほどの威力があると言われています。
そんなワニガメを飼育したいと場合にはどうしたらいいのでしょうか。
ワニガメを飼育前にいろいろ知ってから許可申請を!
ワニガメを飼育する前に、どんな生物なのかを理解したうえでなければ、後々飼育できませんと言う事にもなってしまいます。
ワニガメはカミツキガメ科ワニガメ属に分類されます。
北米原産で、日本にはペット飼育と言う形で輸入されています。
北米でレッドリストに名前が乗っている為に2000年以降、輸入されるワニガメは非常に少ない物になっています。
ワニガメは子どもの内は手の平に乗るくらいの大きさですが、成長すると1mを越えてくる個体も多くなります。
他のカメよりも大きく口先が尖がっており、噛む力は300kg~500kgと言われています。
噛みちぎる能力が非常に高い口なのです。
食性は肉食になり、基本的には、魚から哺乳類まで食べます。
またワニガメの生態は、水の中での生活がほとんどで、陸上に上がるのは産卵期のメスだけです。
飼育する際は、水槽と言う事になります。
ワニガメは自ら自分よりも大きい動物には攻撃を仕掛ける事はしません。
ただし、人間がちょっかいを出した場合に破壊力のある口の攻撃を受ける事となります。
ざっとワニガメの生態を紹介しましたが、飼育するのは根気が必要と言う事になります。
ワニガメは何十年も生きる生物ですから、安易な気持ちで飼育を始めると途中で飼育する事が出来なくなってしまいます。
それでも飼育すると言う強い気持ちがあれば、許可申請を申し出てください。
ワニガメの飼育を決めた場合にどう許可申請をすればいいのか?
ワニガメの生態がわかったと事で、どうしても飼育したい場合には、住んでいる地域の市区町村役場又は保健所に許可条件を確認します。
ここから始めなければなりません。
許可条件を確認した後は準備を始めなければなりません。
飼育許可条件の容器を準備をします。
普通はアクリル製水槽や強化プラスチック製水槽を使用します。
また容器には脱走を防ぐために蓋が閉められてカギがかけられる様にします。
この時に移動容器も登録しておく方がいいです。
書類と申請料金を役所に提出します。
申請料金は、住んでいる所の役所によって違います。
1万円~数万円程度が掛かります。
申請の有効期限は5年間となっています。
5年目にはサイド申請し直しをしなければなりません。
申請書類は役所で決められた書面に記載します。
この時に飼育容器の図面・写真、飼育場所の近隣の地図などを添付しなければなりません。
役所の担当者が飼育場所を訪問して飼育容器を確認してから飼育許可が発行されます。
飼育許可が下りた後に、飼育するワニガメの個体登録を行います。
甲長が15cm未満の場合のワニガメの場合には、写真で固体登録を行います。
甲長が15cm以上の場合のワニガメの場合は、獣医でマイクロチップを埋め込みます。
15cm未満の物が成長して15cm以上になった場合には、個体登録をマイクロチップに変更する事になります。
まとめ
ワニガメを飼育する場合の許可について紹介してきました。
ワニガメは個体がかなり大きくなる事とエサ代が掛かる事を理解したうえで飼育する必要があります。
自分が思っていた以上に大きくなり、飼育できなくなってしまい自然に放してしまう方も多いようです。
水中で生活しているため、人に危害を加える可能性は低いかもしれませんが、日本固有生物の生態系を確実に破壊してしまいます。
これだけは忘れないようにしましょう。
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