ワニガメとカミツキガメって同じ種類なの?と思ってしまいます。
見た目が全くと言っていいほど違いますから、別のカメの属種になるのでは?と思われがちです。
実際はカミツキガメ科に両方とも分類されている為に、同じ系統のカメとだけは言えます。
ワニガメとカミツキガメの違いって何がどう違うのか?
ワニガメとカミツキガメが同一の科にいると言う事は親戚見たいな物です。
ではいったい何が違っているのでしょうか。
生息地
- ワニガメは北米の南部に生息
- カミツキガメは北米から南米北部まで生息
体の大きさ
- ワニガメは甲羅の大きさが最大で80cmにも達し、全長は最大の物で120cmにもなります。
- カミツキガメは甲羅は最大で50cmになりワニガメより一回り小さいが、全長では100cmに達する個体も有ります。
甲羅
ここが一番の違いどころになります。
- ワニガメは3列の山のような鋭角な突起したラインがあります。
- カミツキガメはワニガメの様な突起の有る甲羅では無く、普通の滑らかな甲羅に近いです。
両方のカメに当てはまる事は普通のカメのように甲羅から出ている頭や足・尻尾は甲羅の中には収納できません。
また裏側の甲羅も非常に小さい物となっている為に足の可動範囲は大きい物と考えられます。
それだけ筋肉が発達していると言う事です。
但し、陸上を歩行する時はワニガメは這うようにして進むのに対して、カミツキガメは4本の足で体を支えて歩く事が出来ます。
主食
これは両方のカメともかなりの雑食性で、基本は動物性であれば何でも食べます。
植物も食べる事から、口の中に入る物は何でも食べる事が出来る事になります。
口の内部の構造でワニガメにはピンク色をした疑似餌の様な物が備わっており、罠を仕掛けてじっくり捕食する事も出来るのがカミツキガメとの違いにもなります。
ワニガメとカミツキガメの危険性に違いは無いのか?
最近では、ニュースなどで、カミツキガメやワニガメを捕獲したと言うニュースが度々報道されます。
どちらとも危険性外来種の認定を受けているカメですから、基本的には見つけた場合には自分で捕獲せずに警察へ連絡するのが先決です。
両者の特徴はちょっかいを出される事によって噛みついてくる事です。
ちょっかいさえださなければ、噛みつかれる事はまずありません。
ここで注意しなければならないのが、ワニガメとカミツキガメの噛む力です。
ワニガメの噛む力は300kg~400kgですから、人間の指は完全にちぎられてしまいます。
一方カミツキガメはワニガメの様なアゴの強さはなく、ワニガメのように人間の指を食いちぎる事はできません。
すっぽん並みかそれ以上の力程度です。
噛みつかれた場合は確実に痛いです。
攻撃性が高いと言われていますが。
水棲動物なので、陸上に上がると非常に高い警戒心を抱くために攻撃性が高くなるのです。
両方とも危険な生きものでは有りますが、ちょっかいを出さなければ、基本的にはケガをする事は有りません。
カミツキガメもワニガメも人類絶対殺すタートル感あって好感持てる pic.twitter.com/l8jxvnzzng
— ꧁ いぬくん꧂ (@ccc_36) 2017年2月21日
まとめ
ワニガメとカミツキガメの違いについて紹介してきました。
どちらも、危険外来種としての認定を受けています。
ペットとして購入したにも関わらず飼いきれなくなりリリーズをする。
この両者は適応能力も非常に高い為に、特に日本では、人間以外天敵と言われる動物が居ない為にわがもの顔状態の様です。
既に千葉の印旛沼ではカミツキガメが大繁殖していると言われています。
日本の生態系を壊す事につながっているのです。
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