人に慣れやすく、値段も手ごろなクサガメですが、卵の時点では性別がまだ決まっていません。
卵の時では染色体がまだ決まっていないのです。
産卵してから孵化するまでの温度によって性別が決まってくるのです。
なぜ温度によって性別が違ってくるのかその原因はまだわかっていません。
クサガメの性別はどのような温度で決まる?
クサガメに限らず、ほとんどのカメは孵化するまでの温度で性別が決まってきます。
カメによってその温度は少し違ってきますが、メスが生まれるのは28、℃オスとメスが生まれるのは27℃、オスが生まれるのは26℃といわれています。
なぜ温度で性別が違うのかまだ謎です。
クサガメについて!オスとメスの特徴は?
クサガメのオスはメスよりも小さく、15センチくらいでメスの約半分くらいです。
メスの大きさは20cm以上、30cmにもなる場合もあります。
オスは首の横の模様が消えて真っ黒になりますが、メスは成長しても模様が消えません。
しっぽはオスが太くて長く、肛門の位置が甲羅から遠いのですが、メスはしっぽが細くて短く、肛門の位置が甲羅から近い位置にあります。
子ガメの時は性別がまだ分かりません。
分布
大韓民国、中華人民共和国、香港、日本に分布しています。
流れの穏やかな河川、湖、池沼、湿原、水たまり、水田などに生息します。
容態は孵化後に地中で越冬し、春に地上に現れ日光浴を好みます。
飼育
飼育ケースは水槽やプラスチックケースを成長に合わせて変えていきます。
成体ですと60cm位のケースがいいでしょう。
石などで日光浴ができる場所と、日陰を作ってあげます。
ヒーターなどで水温を20℃~26℃に維持するようにします。
餌は雑食性で何でも食べますが、ペットショップで売られているカメの餌を与えるのが栄養面でもよいですね。
水槽の水はこまめに替えてあげないと病気になる恐れがあります。
クサガメの寿命は20年以上といわれています。
よく考えて飼う必要があります。
まとめ
クサガメに限らず、殆どのカメは卵の時にまだ染色体が決まっていません。
孵化する場所の温度で性別が決まってきます。
それがなぜなのかは未だに謎です。
クサガメは値段も手ごろで飼いやすく、性格も温厚で人に慣れます。
ペットとして飼われている人も多いのです。
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