ペットとして飼育されることもあるクサガメは、日本の河川などの野生下でも生息している姿も見られます。
日光浴が大好きなカメちゃんですが、クサガメは淡水に暮らすカメです。
寝る時は水中で寝るって、ご存じですか?
カメは、どうして水中で呼吸ができるのでしょうか。
クサガメは水中で寝るの?
クサガメは水中で寝ます!
カメは本来警戒心が強く、主に水の中で生活する水棲カメは、寝る時も水中です。
野生下のクサガメは、水中の岩陰などに身を隠しながら寝るようです。
陸上で眠るよりも水中で眠る方が、睡眠中に天敵に襲われる危険が少ないからだと考えられます。
睡眠中は目を閉じています。
カメも寝ている時は、人と同じように目を閉じて寝ていますが、カメのまぶたは、下から上へ閉じられます。
クサガメはどうして水中で呼吸することができるの?
カメは肺呼吸と皮膚呼吸をしています!
水棲ガメの体は水中から鼻を出して呼吸する肺呼吸と、補助的に皮膚呼吸もできるようになっています。
基本ゆっくりと行動するカメは、酸素消費量が少ない上に睡眠中はさらに呼吸が緩慢になるので皮膚呼吸だけで眠ることができるようです。
それでも野生下の水棲ガメは、ぐっすりと眠るのではなく、警戒しながらうつらうつら寝ていると思われます。
飼育下のカメは野生下のカメよりも敵のいない環境に慣れて深く眠る傾向があります。
寝ながら水中から顔を上げている姿が見られる時もあります。
カメも風邪をひく?
カメは水中から鼻を出して肺呼吸していますが、風邪をひいて鼻づまりを起こしてしまうと口をパクパクさせて呼吸しています。
飼育環境が悪い、季節の変わり目などに激しい温度変化があった、冬眠から目が覚めたばかりで抵抗力が弱っていた時などに風邪をひいてしまうことがあります。
口をパクパクして呼吸している他、鼻からヒューヒュー音がする、下痢、嘔吐、鼻水、泳ぎ方がおかしいなどの症状が見られることもあり、放置すると肺炎にまでなってしまいカメの命も脅かされます。
カメの日光浴は病気予防
クサガメが大好きだと言われる日光浴は、実は病気予防として大変重要な行為です。
カメの病気のほとんどは日光浴で予防されると言われるほどです。
まとめ
「鶴は千年、亀は万年」と言われるほど長生きすると言われるカメですが、クサガメも平均寿命は20年以上で40年以上生きたという記録もあります。
その長生きの秘訣にはカメの呼吸法も関係しているようです。
酸素を多く消費しないようにのんびりと動き、襲われないように水中で眠ることはカメにとって理にかなっているんですね。
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