クサガメがかかる病気の1つに水カビ病があります。
水カビ病の原因とその対策方法について調べてまとめてみました。
クサガメがかかる病気に多い水カビ病とは?症状は?
首や甲羅などの体に白いモヤモヤとしたものが付きます。
ちょっとした傷に細菌が付き繁殖して発症する病気の総称を水カビ病と言います。
殺菌剤と塩水、及び両者の混合液による薬浴が効果的です。
殺菌剤
- 商品名:エルバージュ
水カビや細菌(エロモナス)感染症に対して、強い抗菌力を発揮する薬浴剤(ニフルスチレン酸ナトリウム)を有する動物用医薬品です。
- 薬液・・・・水1リットル当たり、エルバージュ10mgを溶解した溶液。
- 塩水・・・・1%の溶液を作り使用します。
- 混合薬液・・エルバージュの薬液1リットルに塩10gを溶解させたものが有効です。
治療の方法
- 複数飼っている場合は、まず隔離します。
- 薬液を水槽やバケツにカメの甲羅が隠れる程度の深さに注ぎ、一日~二日ぐらいカメを薬浴させましょう。
- その後は、様子を見ながら、塩水のみで数日、症状によっては数日の薬浴を継続しましょう。
- 白く変色した斑は、その下に新しい皮膚が形成されると薄い膜として剥がれ落ちていきます。
水カビ病の予防には常に飼育水を清潔にすることです。
飼った事がある人の話ではエサの食べかすや排泄物で思った以上に汚すそうです。
生活のすべてが水中で行われるので汚して当然だと言えます。
生活環境を整え、甲羅干し、殺菌、ビタミンの形成の為に日光浴をする事は大切です。
一日の日課にして下さいね。
脱皮の可能性も!?
カメも脱皮をします。
カメに付いている白いものが脱皮の場合は、泳がせてみるとヒラヒラと皮が泳ぎます。
水から出すと張り付いてしまいます。
しかしカビの場合は綿棒などでこすると落ちます。
そこで脱皮と水カビ病の違いが分かります。
まとめ
生物を飼う時は病気になることを想定していると思います。
日頃から生活環境を整え、日光浴をさせる事を心掛けていても病気になる事はあります。
しかし、日頃からカメの様子に気を配っていれば皮膚病などは気がつくでしょう。
こまめに世話をして病気を予防してあげて下さいね。
そして何か異変に気が付いたらすぐに医者に診てもらい、指示を仰ぐようにしてカメの命を守って下さいね。
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