普段は口を閉じている無口なクサガメちゃん。
そんなクサガメが口を大きく開けるのは、餌を食べる時、アクビをする時、(カメもアクビをするんです!)威嚇をする時で、威嚇は問題ないとは言えませんが、餌はもちろんアクビも問題ありません。
しかし、クサガメが水中でなく(カメは水中で餌を食べます)、空中で口を開けてパクパクする時、それは問題がある時です。
クサガメが口を開けてパクパクしている
普段、口を開けることの少ないクサガメが口をパクパクしていたら、風邪をひいて肺炎になってしまっている可能性があります。
カメは通常、鼻で呼吸しています。
それが風邪によって呼吸が苦しくなるので口を開けてパクパクするようです。
カメも風邪をひく
カメも人間と同じように風邪をひくことがあります。
風邪をひいて肺炎にまでなってしまった時は、口をパクパクさせる他に、くしゃみをすることもあります。
くしゃみは人間の場合、風邪の引き始めであることが多いですが、カメの場合は、重篤な場合が多いです。
このような症状が見られる時はカメの診察ができる動物病院に連れていってあげましょう。
カメが風邪をひいた時に見られる症状
- 鼻や口から「キューキュー」「ピーピー」などの聞いたことない音を出している
- 時々、口を開けてパクパクしている
- 首を伸ばして長く口を開け、全身で呼吸しているような仕草をする
- いつもより水中にいないで陸にいる時間が長い
- 温度も水温も適温なのに、餌をあまり食べない
- くしゃみ、鼻水、下痢
急激な気温低下で風邪にかかりやすい
カメも気温が急激に下がった時などに風邪をひくことがあります。
人間同様、初期に気付いて対応することが大切ですが、これがカメの風邪の初期症状!と言えるものがありません。
そのくせカメの風邪は人間よりも厄介です。
上記の風邪の症状が見られた時には、カメを診ることができるお医者さんに連れていくのが一番ですが、近くにないとか難しいこともありますね。
そんな時は、昼夜の温度差を無くし夜も暖かい状態にしてあげる、昼間に日光浴をさせてあげる、口や鼻から液状の総合ビタミンを流し込む、お風呂に入れて体を温めてあげる(38℃前後のお湯で一日一回、5分ほど)これらが応急処置になります。
飼育ケースを消毒しよう
カメが風邪をひいた菌、菌を持つダニが飼育ケースにいる可能性があるので、飼育ケースを消毒します。
熱湯をかける、数時間濃いめの食塩水につけて半日ほど日光消毒をするなどでケースの消毒はできます。
まとめ
クサガメは、個体差もありますが、飼い主さんがしっかり環境管理をしてあげていれば、あまり病気にならない丈夫なカメと言われています。
冬場など夜に温度が急激に下がるような環境の場合は、水槽周りを何かで囲うなどして工夫をしてあげるのもいいでしょう。
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