爬虫類のペットとして、入手も飼育もしやすいと言われるクサガメは、水中での生活が主になる水棲ガメです。
クサガメは日本の河川、公園の池などの野生下でも見られるカメですが、飼育する際は水槽が必要となります。
この記事では、クサガメの水槽飼育と飼育環境、注意点についてまとめています。
クサガメの飼育には水槽が必要?
カメには陸棲種と水棲種があり、クサガメは淡水に生息する水棲種です。
水棲と言っても魚のように、ずっと水に入っているわけではありませんが、クサガメにとって水槽は重要なアイテムです。
また、飼育に使う水槽は、熱帯魚に使うような水槽ではなく、ホームセンターなどで売られている深さのある衣装ケース、もしくは工具などを収納する半透明のボックスコンテナが向いています。
クサガメの飼育に必要な環境設備は?
クサガメの飼育には以下のものを準備します。
- 大きなプラの衣装ケース、又は、ボックスコンテナ
- バスキングライト、紫外線ライト(日光浴が必要な種に使うためのライトです)
- ヒーター
- 日光浴ができる場所
- 隠れ家になる場所
- カメ用の餌
クサガメの大きさはどれくらいになるの?
クサガメは孵化した時は甲長(背中の甲羅の長さ)3㎝ほど、孵化から1年後に4~5㎝、2年で7~9㎝、3年で10~15㎝、4年で13~21㎝と成長します。
オスは4年で成体の大きさとなり、最大甲長が15~20㎝となりますが、メスはもう少し成長して20~25㎝ほどになります。
※ペットショップなどで販売されている中国、韓国などの大陸産の場合です。
日本の野生下にいるクサガメのメスは30㎝ほどまで成長すると言われています。
上の記述で飼育に使うケースは衣装ケースなどが適しているとしましたが、クサガメが小さな幼体のうちは普通の水槽での飼育も可能です。
飼育環境を整える際の注意点
クサガメの飼育には、頻繁に水換えする必要があります。
クサガメは、水の中で排泄したり餌を食べたりするので、水が汚れるのが早いです。
ケース内の水換えはできれば毎日が望ましいですが、夏以外の気候なら最低3日に一度、夏場は毎日行う必要があり、何日かに一度はケース内もスポンジでこすって洗うこともします。
その点からも扱いやすい衣装ケースやボックスケースが飼育ケースに向いていると言えます。
日光浴ができる場所や陸場が必要です。
カメが上がって日光浴できる場所の設置に使う素材は、乾きやすいものがおすすめです。
レンガ、大きめの石、市販のカメ用浮島などがあります。
まとめ
カメは猫のように夜の運動会をすることもありませんし、犬のように散歩する必要はありませんが、飼育環境の設置には、それなりの場所を確保する必要があります。
しかし、のんびりと日光浴をする姿を見るのは、なんとも癒されます。
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