亀は冬眠します。
春先に冬眠から目覚めますが、冬眠から覚めた亀の食欲や行動はどのように変化するのでしょうか。
冬眠明けの亀の食欲や行動について調べてみます。
亀の冬眠
亀は変温動物ですので体温を一定温度に保つことができません。
飼育環境の温度によって体温が変化していますから、暖房のない状態で飼育すると秋から冬への気温低下とともに体温が下がります。
体温が下がると活動が鈍くなり、食欲もなくなり絶食状態になります。
クサガメ、イシガメ、ミシシッピアカミミガメは10℃以下になると冬眠状態に移行します。
冬眠は、土中、枯れ葉の中、水中で行われます。
冬眠中の亀は亡くなってる状態(仮)です。
呼吸は肺呼吸ではなく、水中では皮膚から水中の酸素を取り込んでいますので水中の冬眠ができるのです。
冬眠中に0℃以下になってしまうと凍って亡くなりますので注意が必要です。
クサガメ、イシガメ、ミシシッピアカミミガメは20℃以上の飼育環境を維持すると越冬できますので冬眠することはありません。
熱帯産の亀は寒さに弱いので冬眠することができません。
越冬させるために暖房が必要で、体温を維持できるようにして越冬させます。
冬眠からの目覚め
亀の冬眠期間は4ケ月未満です。
3月~4月温かくなると亀は徐々に冬眠から目覚めます。
冬眠から覚めた亀は最初寝ぼけ眼の状態です。
食欲はなく最初何も食べません。
基礎代謝が通常の状態になるまでしばらく日数がかかります。
亀が食べるのは気温20℃以上になってからです。
5月に入ると基礎代謝が通常の状態になります。
食欲も出てきます。
雌は産卵に向けて食欲がたいへん旺盛になって行きます。
亀は次の冬眠のために、6~7ケ月間食べて体力を蓄えるのです。
まとめ
亀は冬眠から覚めると、お腹が空いていてすぐに食べ始めるのではないかと思っていたのですが、違いました。
体温が上がり通常の状態になるまで時間がかかるのです。
冬眠で弱った体力を回復させ、産卵や次の冬眠のために体力を蓄えるために6~7月間食べ続けます。
体力のない亀は冬眠中に亡くなることもあります。
体力のない子亀の冬眠後の生存率は低いです。
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