よく文鳥やインコを飼っていると耳にする卵詰まりの症状、亀にもあるのですね。
成体となったメスの亀を飼育されている方は心配ですよね。
カップリングされてないメスでも産卵はするようです。
卵閉塞ともいわれるこの症状、もし起きた場合どんな状態になって、治療はどうしたら良いのか、またなぜ卵詰まりは起きるのか原因を調べてみました。
卵詰まりとはどんな症状になるのか
言葉のとおり、産卵されるべき卵が何らかの原因により体内から出て来ない状態で、この時に亀の状態としては元気も食欲も無く、穴を掘る仕草が見えたりします。
何日もそんな様子が見えた時には病院へ行ってみましょう。
レントゲンを撮ると、大量に詰まっている卵が映るそうです。
ただ、レントゲンに映るのは殻がある卵で、実際は殻の無い未熟な卵も混ざっていたりもするようです。
鳥の場合はお腹を押すなど外部からも処置できますが、亀の場合はそうもいきません。
かなり大量の卵が内臓を圧迫したりもします。
産卵を促す促進剤を使ったり、場合によっては開腹手術になってしまうようです。
なぜ卵が詰まってしまうのか
卵詰まりの原因ですが、飼育環境の影響が大きいようです。
まず産卵期にはちゃんと産卵できる場所を整えてやる必要があります。
適度に湿った土や砂で産卵巣を用意してやりましょう。
また、栄養不足や運動不足もよくありませんので、予防としてはエサに気を付けて、カルシウムやビタミンを含むペットフードを与える。
たまには広い所で歩かせ、水深を少し深くして泳がせるようにしましょう。
ライトではなく自然の日光浴をさせる事も効果が望めそうです。
後は気温や水温の変化にも気をつけてあげる事も必要です。
低温になると陣痛が微弱になって産まれにくくもなるようです、温度変化に注意して、亀に余計なストレスが加わらないようにしてやりましょう。
健康な体に健康な卵が宿るのですね。
まとめ
繁殖目的では無くてもメスを飼っているかぎり、抱卵は避けられないようです。
毎年、産卵期には準備をしっかりして亀の様子にも気をつけてあげましょう。
もし異変をみつけたらすぐに病院へ連れて行きましょう。
何より子ガメが生まれる卵の出産は楽しみでもあります。
どんな動物も出産は大仕事です。
安産祈願しながら見守りましょう。
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