よくテレビなどでウミガメの産卵シーンが放映されています。
母ガメの目から涙がこぼれ、感動を呼ぶシーンです。
人間も出産するのは命を懸けた大変な場面です。
カメにとっても重労働なことは容易に想像がつくものです。
では産卵する前にカメがどんな行動をとるのか検証します。
カメの産卵
飼育しているカメも数年経つと、卵を産むことがあります。
オスガメとも共寝がなくても、卵を産むのです。
暖かくなってきたころにある程度大きくなったメスのカメに以下のような兆候が出れば、抱卵している可能性があります。
注意してみてください。
- 水槽内で昼夜問わず異常に暴れだす。この時期は脱走することも多いので、注意が必要です。
- 水槽から出すと、落ち着きなく歩き回り、後ろ足で地面に穴を掘ろうとする。
- いつも食欲御旺盛なのに、食べなくなる。
産卵に伴う食欲不振については、すぐに戻ることが多く体重も減らないのが特徴的です。
最も確実で安全な確認方法はレントゲンです。
専門医に相談してください。
卵を孵したいのなら
オスとメスが一緒にいる環境で生まれた卵は、赤ちゃんカメが生まれてくる可能性があります。
卵が産まれてそのままにしていると、親ガメが暴れて割ってしまうことがあるので、すぐに取り出すことが必要です。
産まれた卵を孵したいのであれば、爬虫類用のふ卵器に入れると、温度、湿度も管理してくれて、手間も要らないので確実ですが、安くても1万円ほどする高価なものになります。
カメの卵を素早く回収したら、絶対に反転させないようにしないと卵が育たなくなるので、注意が必要です。
卵が孵るのに必要な湿度を適正に(70%~80%)、温度を25度~30度に保ち、そっとしておくのが良いです。
この状態はカビが発生しやすいので、風通しを良くして、常に空気を入れ替えることが必要です。
このときには手で触ったりして手油や手汗などを卵につけてはいけません。
この時の温度を28度までに保つとオス、30度以上にするとメスが生まれてきます。
うまく産み分けできるといいですね。
まとめ
初夏のころに成体となったメスのカメが暴れて食べなくなったら、産卵を意識しましょう。
湿度、温度に注意してカビを生やさせないことに注意します。
孵化させて育てるのも楽しみです。
うまく温度管理して、オスとメスの産み分けに成功したら面白いです。
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