亀が時々「グワッ」と鳴くことがあります。
亀が鳴く時は病気の恐れがある、というのはよく聞く話ですが、実際はどうなのでしょう。
今回は亀が鳴くことについて調べました。
亀が鳴くのは病気ではない
亀が鳴くのは実はよくあることです。
「グワッ」や「プシュー」と鳴くのは一般的で、一日に数回鳴く亀もいるくらいです。
病気ではありません。
しかし亀は声帯を持っていません。
どういうことかというと、実際には「鳴く」というよりは、くちばしをこすり合わせる音であったり、呼吸音だったりします。
「鳴く」というよりは「鳴いているように聞こえる」という表現の方が正しいでしょう。
一般的に「グワッ」という鳴き声の場合は問題なく、一説には喉や鼻の掃除をするためにこのような音がすることがあるようです。
人間の咳やくしゃみのようなものなのでしょう。
「ヒューヒュー」という鳴き方には注意
亀が鳴いているのはそれそのものが病気ということはありません。
しかし、「ヒューヒュー」や「ピーピー」という音が聞こえた場合は、風邪や肺炎または気管支炎など、気管支に関わる異常を抱えている可能性があります。
少しでも気になったら病院に連れて行くなど、早めに対処することをオススメします。
亀の体調が優れていなかったりぐったりしている様子が見受けられた場合、病状が深刻化している場合も十分に考えられます。
また、単純に亀の鼻の穴にゴミなどが挟まり、それによって「ヒューヒュー」という音がなっているだけ、ということもあります。
非常に紛らわしいのですが、この場合は亀の様子を見て、元気であり食欲もあるようであればゴミが詰まっているだけと考えられます。
どちらにせよ、この判断はなかなか見分けづらいのでまずは注意深く観察し、場合によっては病院などで見てもらうのが良いでしょう。
まとめ
亀は本来、声を響かせる声帯を持っていません。
亀が鳴いているように聞こえるのは亀の喉や口元で発生する摩擦音や空気の通過音が、まるで鳴き声のように感じるためです。
ですが、亀の発するこれらの音には何らかの意味があります。
単にくちばしをこすり合わせる音の場合もありますし、気管支系の異常によるサインの場合もあります。
亀が鳴いている(音を発している)ことに気づいたら注意深く観察し、肺炎などの病気の可能性もあるようであれば、症状が悪化しないうちに対処してあげましょう。
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