亀を室内で飼っているとケージの中から出ようとして、甲羅干しの場所が比較的高かったりすると、そこから外に出ようとしたりします。

もし出ることが出来たら自由に行きたいところに行きます。

それだけだったら良いのですが、 例えば二階建て以上の建物で窓が開いていたらそこからベランダに出て、地上に落下することが考えられます。

実際、亀が脱走して3階から落ちた事を聞いたことがあります。

落下した地点が堅い場合、人間同様かなりのショックを受け、亡くなることも考えられますので、飼育されている方はケージから絶対出られないような設備を作る必要があります。

亀 落下 動かない

亀が高所から落下した場合の処置そして行動は

亀が高所から落下して動かない場合、誰でも慌てます。

しかし動かない亀をゆっすたりする事は厳禁で、そっと手のひらにのせ絶対安静にして、すぐ亀を診察してくれる獣医師の所に連れて行くことが大切です。

亀が動き出したから良かったと思い自宅に連れて行くことは絶対辞めましょう。

万一近くに獣医師が無い場合は家に連れて帰り、安静にしてやり、すぐ獣医師を捜し見つけ次第連れて行くことが大事です。

亀は甲羅に守られていて頑丈そうに見えますが、亀の内部は背骨が甲羅に接続され、甲羅の中には亀の内臓があります。

仮に亀が動き出しても落ちたショックで内臓が傷ついていることが考えられますので絶対安静にして獣医師を捜しましょう。

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獣医師での診察

獣医師が見つかりましたら必ず診察して貰って下さい。

亀が傷ついた原因などの問診後、獣医師は高所からの落下事故ですから、亀の身体が受けた衝撃はかなり酷い事がわかりレントゲン撮影をし、甲羅のヒビの状態や内出血の有無そして内部の骨折具合など見ます。

でも内臓のダメージ具合は解りません。

怪我の状況を見て抗生物質の注射や傷の消毒はされますが、仮に医師で診察を受け、元気になっても自宅に連れて帰るのはやめて、入院させて様子を見て貰う方が賢明ですし、獣医師も当然そのような処置をとられると思います。

もし内臓が傷ついていても回復すれば良いのですが、悪化した場合は急変して亡くなる事も考えられますので油断は禁物です。

また甲羅が割れていたりしていたらパテを塗ったりし、かなりの大手術になります。

また亀が少し動いたからと言って、絶対ショックを与えてはいけません。

また落ちた高さが低く、甲羅に少しだけのヒビが入った程度で有れば抗生物質の注射や消毒、そして獣医師が大丈夫と判断されたら投薬を頂いて連れて帰ることが出来ますが、それでも内臓の状態がどのようになっているかは不明なので用心され、決して大きなショックは、絶対与えないように注意されることが必要です。

亀は自分の状態を私たちに話すことが出来ません。

私たちは亀の状態を見て判断出来るくらいです。

ですからこの様な事故が起こらないように注意しなければなりません。

なお水生亀は甲羅が平らであったり甲が薄いので低いところからの落下でも重傷になる場合がありますので注意して下さい。

飼育している亀がこの様な事故に遭いますと本当につらいです。

亀をはじめペット達は自然界ではある程度、自分を守る本能を持っていますが、部屋で飼っているなど自然界で無い場合は無防備と考えて下さい。

そして亀をはじめペット達が安心して生活できる環境を是非作ってやるようにいたしましょう。

怪我が軽傷や退院して帰ってくる時、亀にしてやることは

いずれの場合でも亀が住んでいるケージの中を清潔にしてやらなければなりません。

手間はかかりますがケージの内壁など内部はもちろん中にあるものすべてを洗剤などで綺麗に洗い、汚れを流水で流して下さい。

その後日光で消毒および乾燥させてから亀が住めるようにして下さい。

何しろ怪我の治療でしたから身体には傷口などがあります。

水は特に気をつけて傷口から細菌などに感染しないよう気をつけて下さい。

そうすればきっと完治して、また貴方を癒やしてくれることでしょう。

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