亀はあたたかい海を優雅に泳いでいるイメージが強いですね。
寒いところで元気に動いている亀は想像できません。
実際彼らはどのような気候に適しているのでしょうか。
またその気候をつくるためにどのような工夫をすればよいのでしょうか。
以下で明らかにしていきたいと思います。
亀の適正温度
亀は爬虫類に属していますが、爬虫類は基本的に変温動物です。
亀も例外ではありません。
そのため、体温は気温に大きく左右されます。
亀の飼育環境において温度と水温は24~29度に保つことが望ましいと言われています。
しかし、これは亀の種類や成長段階によって異なってくるため確認が必要です。
例えばミシシッピーアカミミガメ(ミドリガメ)の適正温度は成長期の時期では水温27~29度、大人の時期では24~29度、陸上では29~32度となっています。
保温方法
日本では一年を通して温度の上がり下がりが激しいです。
春や夏は適正温度に近い気温になるので温度を気にする必要はあまりありませんが、冬には温度調節をしないと亀は寒くて亡くなってしまいます。
冬に飼育環境を保温するために使える器具を4つ紹介します。
1つめは保温球です。
保温球はケージ内の空気全体を温めることができます。
電球タイプとセラミックタイプ、昼用と昼夜兼用など様々な種類があります。
2つ目はバスキングライトです。
バスキングライトは太陽の代わりのようなもので亀が一時的に体温を上げるための高温スポットを作り出します。
3つ目はパネルヒーターです。
パネルヒーターは床に敷いて床の一部を温めてくれます。
保温球のみでは十分ではない場合、補助として使うことができます。
4つ目はサーモスタットです。
サーモスタットは温度調節のために保温器具の電源を自動で入れたり切ったりしてくれる装置です。
サーモスタットが内蔵されている保温器具もあります。
これらの器具を駆使して亀が住みやすい環境を作り出すのです。
夜の保温方法
注意すべきなのは夜です。
夜ももちろん同じくらいの温度を保っておかなければいけないのですが、昼間のように明るくてはいけません。
一日中明るいと亀はねられなくなってしまいます。
バスキングライトは前述のように太陽代わりなので必ず消しましょう。
昼夜兼用の保温球を使ったりパネルヒーターを使ったりして夜でも適温が保てるようにすることが大切です。
まとめ
亀にとっての適温を保つためには、いろんなところに気を配ることが大切です。
温度を気にするだけでなく明るさや紫外線などにも注意しなくてはならないのです。
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