カメはスピリチュアルの力があるのでしょうか。
昔から「鶴は千年亀は万年」と言われています。
なぜことわざとして残っているのでしょうか。
カメのスピリチュアルの意味について調べてみました。
鶴は千年亀は万年
長寿の象徴として縁起物の鶴や亀には「鶴は千年亀は万年」ということわざがあります。
子供の健康長寿を願う七五三の千歳飴の袋にも描かれています。
言葉の由来は、古代中国の伝説にあります。
伝説の仙人は、移動時歩いたたり泳いだりしません。
空中は仙鶴に、水上は玄亀に乗って移動したそうです。
仙人は老いず、亡くならず、で、しもべの鶴や亀も特別寿命の永い生き物として考えられたのでした。
昔話に「鶴の恩返し」、「浦島太郎」などがあります。
人々はカメを縁起の良い生き物としてとらえていました。
亀卜(きぼく)
亀卜は、中国の古代、殷の時代行われていた占いです。
亀の甲羅や獣の骨を焼いて、生じた亀裂の模様によって、国家の行く末を占い、軍事や祭祀を実施したのです。
その占いを亀甲獣骨にのこしたのが甲骨文字です。
5世紀ころに中国から亀甲による方法が伝わったことが類推される遺跡が見つかっているそうです。
日本では鹿の骨を焼いて占いをしていましたが、朝廷は亀を用いて占いをするようになりました。
このために亀は神の使いとされ神亀として大事にされてきたのです。
カメは神の使い
今でも神社では、生き物が飼われています。
実際に飼われている生き物は、鹿、鶏、カメです。
この他、彫像とて、狐、牛、犬、兎、猿、ムカデなどが祭られています。
これらの生き物は神の使いとして飼われ、祭られています。
直接神が我々の前に姿を現すわけではなく、これらの生き物を使い神のメッセージを伝えたり、行動を促すなどすると考えられています。
まとめ
昔からカメは、スピリチュアルな生物として人々に大切にされてきました。
カメが大切にされてきたのは、不老長寿に対する憧れや畏敬を意味しています。
また、カメは神の使いであり、神の意思を伝える方法の一つとして占いが行われてきました。
現在でもカメは神の使いとして神社の境内の池などでみることができます。
今のあなたにおすすめの記事