いつもは元気よく動き回って遊んでいるのに、なぜか今日は手(前足)だけで移動し、後足を全く動かさないので、どうしたのかなという経験はありませんか。

亀は臆病なくせに好奇心が強いので、飼育ゲージの中に、新たに遊具をセットしますと、すぐそこにやって来て登ったりします。

また陸亀なんかはベランダや庭の空いたところに飼育する場所を作りますが、日光に当たりすぎて熱中症にならないようにレンガなどでシェルターを作りますとその狭いところに無理矢理入ろうとしたりします。

さて亀の足が動かなくなる原因は大きく分けて2つあります。

それでは病気で足を動かす事が出来なくなる場合と怪我や事故で足を動かせなくなるというものです。

亀 足 動かない

病気で亀が足を動かせなくなる病気は

病気で亀が足を動かせなくなる原因を見てみましょう。

最初は腸炎を起こすと後ろ足が麻痺する為、後ろ足を引きずるように歩きます。

当然下痢もしますので何かの雑菌が原因で、このようになったかもと推察されますので獣医師の診察を受けて下さい。

原因として考えられるのは飲み水が汚れている場合や食べ物が不良の場合が考えられます。

このうち水槽の中の水は清潔な水と交換してやる必要があります。

亀は酷く汚れた水は飲みませんのでこの様な状態になる事があり、水がもっと汚れれば水を飲まなくなり、熱中症となり亡くなる場合もあります。

亀には常に綺麗な水を与えるようにして下さい。

次に水を十分補給できない場合に発症する腎不全があります。

症状は腎臓に近い後ろ足に麻痺が起こりますので、後ろ足を動かすことが出来ません。

この様な症状が出ていたら前の腸炎と同じで獣医師に診察を受けましょう。

また水に関しては腸炎と同じようにいつも清潔な水を与えて下さい。

また雌亀に発生する卵が骨盤に詰まり亀がいつもと違う異常な行動するようであればこれを卵が詰まったかなと疑って下さい。

これも今までの原因と同じで後ろ足がけいれん麻痺しますので後ろ足が使えません。

またビタミA欠乏症は特に飼育されている亀がなりやすいと言われています。

不足すると目の病気になったり飛び出したようになります。

またビタミンDの生成が少ない場合にはカルシウムが消化吸収できなくて、亀の成長に大きな悪影響が出て、例えば甲羅が変な形になったり骨の成長が悪くなり、足が曲がったりして歩けなくなる場合があります。

ビタミンA欠乏症の場合は獣医師の指示を頂きビタミンA剤、そして2次感染防止の抗生物質投与が良いでしょう。

なおビタミンDの場合は正しい日光浴をさせてやれば紫外線によりビタミンDが生成されカルシウムも消化吸収され治ってきますしビタミンAの欠乏症も改善されますが、やはりもの言わずのカメさんですから、亀の様子がおかしいなと思ったらすぐ獣医師に診察されることをお勧めします。

またこれらの病気から亀を守るには正しい日光浴をさせるとそれらの症状が改善され、発病もかなり防ぐことが出来、つまり予防も出来るのです。

以上は病気等で亀が歩きにくく、時には全く歩けない症状について説明しました。

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亀が事故や何かで怪我をした場合の対処方法

それでは亀の怪我や事故により足が動くなくなる事について皆さんにお話しします。

亀はこわがりながら何にでも興味を持ち、好き勝手に、また自由に行動します。

そしてこれが原因で怪我をしたり、事故になったりします。

高いところに登って落ちて甲羅などを割ったり足を骨折したりします。

一番酷いのがベランダで飼っていて外部をのぞき、そして高所からの落下事故です。

また飼育施設内では狭いところには、入れないのに無理矢理入り切り傷を負ったりするのは日常茶飯事と言っても良いでしょう。

たた単なるかすり傷などで有れば良いのですが、深く切って大量の出血でもしたら大変です。

また種類の違う亀を同じ水槽やケージに入れたら喧嘩をします。

そうなればどちらかが噛まれたりして怪我をします。

そのままほっておけば細菌が入り大きな怪我になったりします。

亀は一見おとなしそうに見えますが結構”ゴンタ”なのです。

今、人間の子供達は結構おとなしく喧嘩すらしているところを見ませんが、亀の社会では昔の日本人の子供みたいに結構喧嘩もします。

ですから飼っている亀はよく見てやらないと結構自分で怪我や事故に遭うのです。

亀は事故に遭ったり怪我をした場合、かすり傷で亀が元気であるなら良いですが、これぐらいなら大丈夫と自己判断するのはやめて下さい。

出血などしてないからと言って骨折している場合もありますので、すぐ獣医師の診察を受けて一日でも早く完治するようにしてあげて下さい。

まとめ

毎日私たちを信じて生きている大切なペットです。

我々同様、病気や怪我そして事故がいつ起こるか解りません。

どうぞ癒やしを与えてくれる亀を家族の一員として、気を緩めることなく大切に育ててやって下さい。

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