亀の性別はどのような方法で確認するのでしょうか。
人間とは違い、卵が孵化するまでは性別が決まっていない神秘的な亀。
子亀のうちは性別を判断するのはなかなか難しく、よく家庭で飼われているクサガメで2~3年、ミドリガメで4~5年程度経つと、個体差はありますが見た目に違いが出てくるようになります。
どのような判別の仕方があるか紹介していきましょう。
オスとメスの違い
判断方法はいくつかありますが、基本的なものとしては総排泄孔(お尻の穴)の位置の違いがあります。
亀を裏返してみたとき、オスは甲羅のラインよりも下の方に総排泄孔があり、メスは甲羅のライン寄りに総排泄孔があるのです。
尻尾の長さは、オスは太くて短く、メスは短くて細めの尻尾です。
いちばんわかりやすいとされる違いですが、亀は臆病で神経質な面がありますので、ひっくり返すときは慎重に優しく扱いましょう。
尻尾側を持つと、噛まれる心配がなく安心です。
甲羅を確認してみよう
大人になった亀は、甲羅にもわかりやすく違いが出てきます。
甲羅を見るとオスよりもメスの甲羅の長さが少し長くなります。
オスの甲羅は尻尾側に切り込みがあるという特徴もあります。
では亀のお腹の部分はどうでしょう?
腹側は腹甲といいます。
腹甲が少し窪んでいるのがオス、窪んでいるのはメス亀の上にのった時に転げ落ちないようにするためです。
対してメス亀の腹甲は平らです。
お腹に空間があることで、卵が育てやすいからです。
亀の種類によっては、色がオスメスで違いがでるものや、甲羅の形や厚みで判別できる亀もいます。
まとめ
亀特有の甲羅。
こんなに身近にいるのにほかの生き物とは違って、特異な存在に感じるのは甲羅のせいでもありますよね。
硬い甲羅は防御のためというイメージが大きいですが、亀が水中でバランスをとって泳ぎやすくするためという推測もあります。
現段階では、甲羅がどのような過程で進化してきたのか謎が多いのです。
不思議で愛くるしい亀、飼っているみなさんは性別を確認してみてくださいね!
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