亀は脱皮します。
爬虫類なので、蛇やトカゲと同じく脱皮して大きくなります。
でも、初めての人は、少し驚くかもしれません。
時々見かける蛇の脱皮と違って、水中でおきる亀の脱皮は、亀を飼った人しか見れないのですから。
亀の脱皮はどのように起こるのか
脱皮が脱皮する時は、ぺらっとしたセロファンのような物が剥がれてきます。
でも、蛇のように殻がその形で残る訳ではありません。
ふわふわと部分的に破片が水に浮かんできます。
甲羅が脱皮する時は、亀の種類によっては、その区画の形がそのまま綺麗に剥がれます。
模様まで付いてきます。
そうでなければ、ボロボロと部分的に剥がれ落ちます。
脱皮中に食欲は落ちるのか
通常の脱皮ならば、食欲は変わりません。
もし食欲が落ちているなら、病気も疑ってください。
脱皮と迷う代表的な病気に、ミズカビ病があります。
これは、もやっとした白いカビが付いたり、皮膚が白く変色したりします。
脱皮の期間はいつか
脱皮は、通常は温かい気候で起こります。
外で飼っているなら5月~11月でしょうか。
しかし、成長期の子亀は、もっと頻繁に脱皮しますし、室内で飼われている亀は、一年中脱皮する可能性があります。
脱皮中の亀にしてあげる事
- 皮膚は無理に剥がさない
皮膚が剥がれていくのを、ちょっと助けて上げたくなる飼い主もいるかと思います。
けど、無理に剥がすのは止めてください。
皮膚を傷つける危険があります。
急がず、自然に剥がれるのを見届けましょう。
- 水は清潔に保つ
剥がれた皮膚が沢山浮かび、水が汚れてしまっては、亀の呼吸を妨げる危険があります。
水の入れ替えは、マメに行ってくださいね。
- 日光浴して甲羅干し
水に浸かる事と、甲羅干しで乾燥させることを繰り返すことで、脱皮が上手く進みます。
日光浴は、カルシウムの形成、消毒にもなりますので、亀の成長にはとても大切ですよ。
- バランスある食事を与える
亀を飼うには、日頃からバランスの良い食事が必要ですが、脱皮には特にビタミンAが必要です。
これが足りないと、脱皮の際に皮膚が剥がれ過ぎるそうです。
しかし、与え過ぎても脱皮が上手くいかないので、そのバランスが難しいところです。
亀を飼いながら、その亀にあった丁度良いバランスを見つけて上げて下さい。
まとめ
亀が脱皮して大きくなっていくと思うと、嬉しいですね。
浮いてきた皮膚を、邪魔そうに手で掻いてみたり、その時だけ見られる亀の仕草も可愛いものです。
脱皮を優しく、そして安全に脱皮ができる環境を作るようにして上げてくださいね。
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