ある時、亀の顔などに白っぽくて薄い膜のようなものがついていると思ったら、それは脱皮になります。

爬虫類は脱皮することが知られていますが、亀の脱皮の仕方は他の爬虫類とは少々違います。

亀 顔 脱皮

脱皮と他の可能性

亀の顔を見て何かがついていたら脱皮と皮膚の病気のどちらかです。

顔だけでなく、甲羅以外の全身の所々に薄い膜が剥がれ落ちそうにくっついていたら脱皮で、皮が厚くめくれて、めくれた部分が赤くなっていたらビタミンA過剰摂取による皮膚炎です。

脱皮した皮がいつまでたってもくっついたままになっているのは脱皮不全が考えられます。

これは、ビタミンが過剰か不足している時、日光浴が不足している時に起こりやすい症状です。

白くても膜状ではなく、綿毛のようなものがついていたら水カビです。

表面に薄く張り付いているならご家庭で対処できるのですが、炎症がでている場合に加え、先程の脱皮不全と皮膚炎は獣医師に相談しましょう。

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亀の脱皮の仕方は他と違う

亀以外のほとんどの爬虫類、トカゲやヘビなどは古くなった皮を一度で脱ぎ捨てることができます。

しかし、亀は甲羅を背負っているために一度ではなく、所々少しずつ剥がれ落ちていきます。

甲羅から出ている部分の脱皮はどの亀もしますが、甲羅の脱皮は水棲と半陸棲の亀がします。

陸棲の亀はしないので、もし甲羅の一部が剥がれているようであれば、病気の疑いがあるので獣医師の診断が必要になってきます。

皮の剥がれ方も、部分的に少しずつ剥がれるものがいれば、鱗が一枚一枚剥がれ落ちるように見えるものなど、種類によって様々です。

水棲と半陸棲の亀の脱皮がうまくいっていないように見えたら脱皮不全と考える前に、ぬるま湯を染み込ませたタオルなどで甲羅以外の肉体部分を優しく拭き取ると落ちる場合があります。

それでもくっついているものは無理に取らないようにしましょう。

ケガと病気の元になってしまいます。

陸棲以外のこの種類の亀が脱皮するには水の助けが要ります。

甲羅もうまく脱皮できていないようならば、乾燥させないように甲羅全体が浸るくらいまで水を増やしましょう。

まとめ

中には中途半端に脱皮している所がかゆいのか、口と手足を使ったり、物に擦りつけたりする個体もいるようです。

傷付けそうな勢いであれば、程々に脱皮を手伝ってあげましょう。

甲羅も脱皮するなんてと思う方がいるかもしれませんが、立派な体の一部です。

脱皮する度に刻まれる甲羅の線は成長の証ですが、進化の歴史が刻まれているとも考えると面白いのではないでしょうか。

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