亀の姿の特徴からして比較的丈夫そうなイメージを持ちますが、実は、様々な病気にかかってしまうことがあります。
顎が欠損してしまう病気もあるので、どのような症状があり考えられる原因、対処法を知っておけば出来るだけ重症化させなくて済みます。
細菌性皮膚炎と真菌性皮膚炎の症状
細菌性皮膚炎と真菌性皮膚炎の病気になると、亀の身体が赤くただれたり、甲羅に内出血がでたりしますし、皮膚には白い膿瘍が出て来たりします。
さらに、顎が欠損してしまうこともあるので、飼い主はとても驚いてしまうことも少なくありませんが、ミズガメで幼体に多い病気です。
その他、甲羅に穴があいてしまったり、ひどくなってくれば食欲消失になってしまったりして元気のない状態が続いてしまいます。
考えられる原因
まず、細菌が増殖してしまうのが原因として大きく影響をしていると考えられます。
飼育している水質や床材の衛生面が劣っていることや、餌の与え方でビタミンが不足していることも起因しています。
また、元々幼体の頃に病弱だという個体もいますし、乾燥が続いている環境にさらされたり、何らかの外傷を受けたりした可能性も考えられます。
治療方法
まず、デブリードメントと呼ばれる膿の除去をしてから、消毒や外用薬を塗布しますが、動物病院で診察してもらう必要があります。
さらに、顎の欠損だけではなくその他の症状も悪化している場合には、投薬に寄る治療も早いうちに行わなければなりません。
これによって、膿瘍で欠損した顎、足や手に出来た膿瘍の治療が行えるようになります。
まとめ
亀を飼育している時には、顎に見られる症状や全身の変化も見られる病気にかかる可能性があるので、日々の観察がとても大事な要素ですね。
餌の量や身体の傷や動きなど普段と違う点がないかも、日々の観察をしてこそ分かるものです。
元気のない状態で深刻な症状が出る前にいち早く気づいてあげるためにも、飼い主はいつも亀の状態を見守るようにして行かなければなりません。
そうすれば、治療も出来るだけ早い段階から行えるので、亀にとっての負担も出来るだけ少なくなります。
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