犬や猫等とは違い、鳴き声をたてる事もなく、静かにただそっと傍に居てくれる、ゆったりとした動きで癒してくれる亀。
考えて見たら知り合いにも飼われている方が何人かいらっしゃいますよね。
そんなペットとしてすっかりポピュラーになった亀、ある日そんなかわいい亀の顔に違和感が!
頬のあたりが腫れている事に気が付いたら?
もちろん亀は痛いと鳴く事も、不機嫌そうにしっぽを振る事もしません。
一体なぜこんな事に?
病気なのか、水のせい?
それともストレス?
病院に連れて行くべきか?
それとも市販で何か対処できるものがあるのか?
亀の頬が腫れる原因について調べてみました。
腫れているのは亀の頬なのか?
さて、まず何度も亀の顔を覗き込み腫れている場所を確認してみましょう。
ミドリ亀だと赤い模様の少し下側です。
人間だとちょうど頬のあたり。
ここは亀の耳です。
亀には耳の穴がありません。
皮膚の下に鼓膜が隠れています。
そして、この鼓膜の内側=中耳に膿が貯まって腫れるのです。
人間でいうところの中耳炎です。
もちろん、耳ですから腫れるのも両側の場合も片側だけの時もあります。
軽度から重度まで症状は違いますが、放置しておいて治るものではありません。
亀の頬が腫れた原因と治療方法は?
ではなぜ穴の開いてない耳に膿が貯まってしまったのでしょう。
いくつか原因は考えられますが、耳は喉とつながっています。
亀のいる水槽の水はきれいに保たれていますか?
水質の悪化により口から入った雑菌に感染して膿が貯まったのかもしれません。
もしくは水槽の中の何かに亀がぶつかるなどして外傷から菌が感染したのかもしれません。
このままにしていても悪化するだけなので、まずは病院へ連れて行きましょう。
病院では耳に貯まった膿を切開して取り除く処置をしてくれます。
人間がひどい中耳炎になった時と同じですね。
膿を取り除いてもらって縫合された痛々しい姿の亀。
飼育環境を整えて、早く元気になってもらいましょう。
しばらくは様子を見てエサを与え、水はこまめに取り換えましょう。
まとめ
亀は万年といいますが、ペットとして飼えば他の生き物より長寿で長いつきあいになりますし、病気になる事もあるでしょう。
中耳炎なんてちょっと人間にもわかりやすい病気ですから痛みも想像しやすいし、大事な家族と思えばお世話にも一生懸命になりますよね。
症状に気付いたらまずは出来るだけ早く病院へ連れて行ってあげましょう。
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