毎日大切に世話をしているつもりでも、やはり亀だって生き物です。
病気になる事はあります。
大事なのは早期発見と正しい治療、そして原因を知ってからの再発防止につきますね。
ある日、飼っている亀の体にできものが見つかったらどうしたら良いでしょう。
どんな病気なのか心配ですよね、亀にできる「できもの」について調べてみました。
皮膚にできたしこりのようなできもの
皮膚の表面が盛り上がっていて、イボのようなしこりのような固さがある。
これは「膿瘍・皮下膿瘍」かもしれません。
特定の部位にできるものでは無く、四肢や頸部、首や尾の付け根にもできたりします。
皮膚の下に「膿」があり腫れている状態です。
原因は細菌感染によるもので、外傷からの感染の他に寄生虫や不衛生な環境に依る事もあります。
その場合、皮膚下だけでは無く内臓器官にも見られる事も稀にあるようです。
「膿」ですから、やはり治療としては切開が必要なようで早めに病院へ連れて行かなくてはなりません。
患部を切開して「膿」を出した後は抗生物質の塗薬を処方されるようです。
でも膿瘍の部位が多くて症状が重い場合は注射で抗生物質を投与されたりするようです。
日頃から診察してもらえる病院を調べておく事は大事ですね。
白くて綿のようなものがついている
なんだかフワフワした白いものが顎や四肢についていて、取ってもまた出来ている。
これは水生菌による水カビが原因の病気で、放っておくと全身に広がってしまいます。
亀に外傷があったり、脱皮不全を起こしていたりするとこの水カビが付着してしまうのです。
治療法としては、まず亀を乾燥させます。
数時間ほど陸にあげておきましょう。
そしてピンセットで体に付着している水カビを取り除きます。
さらに飼育水にイソジンを10%に薄めたものを入れて薬浴させるか10%海水程度の塩水浴させます。
(亀が水を飲まないよう四肢がつかる程度の水量で)これを治るまで繰り返します。
予防法としてはやはり飼育環境を衛生に保つ事、水質管理には注意する事が必要です。
まとめ
亀は体調不良や異変を鳴いて知らせたりすることもありません。
毎日のお世話のなかで注意をして観察し、飼育環境を清潔に保ってあげる事が大事ですね。
もし病気を見つけてもあわてずに済むよう、何でも相談できるかかりつけ病院を探しておきましょう。
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