亀の病気と人間への感染の危険性、対処法をまとめてみました。

正しい知識を身に付け、人間と亀の良い関係を築く為の手掛かりになれば幸いです。

亀 病気 人間

亀がかかる主な病気について

ペットして身近な存在の亀。

もちろん亀も生き物なので人間同様時には病気になります。

その主なものに「水カビ病」があります。

傷口などから真菌(カビ)に感染して、甲羅の変色や皮膚の炎症を引き起こしてしまう病気です。

また皮膚から白い藻の様なもの(繁殖した真菌)が発生する事もあります。

亀の他に魚もこの病気にかかりやすいと言われています。

ただし、亀も魚も元気な個体で良い環境で飼育または生息している場合は十分免疫力が働いている為少々の傷があっても感染しません。

また、「ハーダー氏腺炎」と言う病気も亀に多い病気と言われています。

この病気はビタミンAの欠乏のよって発症します。

症状は亀の目が腫れたりまぶたが閉じたままになったりします。

その他にも日光の当たり過ぎによる日射病も飼育下の環境に寄っては起こりやすい病気です。

甲羅干しが好きな亀ですが、やはりほどほどに、と言うところでしょうか。

人間も亀もよい環境と免疫力を高める生活を続ける事が大事ですね。

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亀の病気が人間に移る可能性

亀の病気について説明してきました。

これら飼育している亀の病気が人間に移る可能性はあまり高くありませんが、実際に飼育していた亀からサルモネラ菌に感染した子供の例があります。

その為ペットとして亀を飼育する事が危険視される事もあります。

しかしサルモネラ菌やその他の細菌は全ての亀の体内にいます。

人間の体内にも善玉菌や悪玉菌がいる様に亀にも様々な菌類がいるのです。

ですが、飼育している亀の場合、水槽を小まめに掃除し飼育環境を清潔に保ち、亀に栄養をしっかりと接種させ亀の健康を保つ事でサルモネラ菌の繁殖を防ぐことが出来ます。

サルモネラ菌が一定の量を超えて繁殖しなければ中毒症状を起こす事はありません。

また、亀を触った後はしっかり手洗いをする事も大切です。

これらの事をしっかり守れば感染を防ぐ事が出来ます。

まとめ

亀と人間に共通して感染する事があるサルモネラ菌等によって引き起こされる病気を人獣共通感染症(じんじゅうきょうつうかんせんしょう)と言います。

ちょっと怖い気がしますが、ペットとして亀を飼う場合、亀と人間の住処をしっかりと分け、小まめな水替えなどで清潔さを保ち、亀を触った後の手洗いをしっかりする事で感染を防げることが出来ると感じました。

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