きれいな満月と生き物の出産の不思議な関係。
毎日のように夜空を観察をしているような方でなくても、「あぁ今日は満月だ」と空を見上げたりする瞬間があったりしますよね。
人間のお産でも、「陣痛が始まるのは満月の日が多い」という話を聞いた方もいるのではないでしょうか?
月は古くから私たちの心と体に影響を及ぼすと考えられていました。
では亀の産卵はどうでしょう。
月との関係があるのかを調べてみました。
満月の影響
月は地球の最も近にあり、約29日の周期で満ち欠けを繰り返しています。
この満ち欠けによって海水にリズムが生まれるのです。
満月というのは、地球を真ん中にして月と太陽が一直線上に並んでいる状態です。
満月や新月の日は、月の引力の影響により大潮になります。
大潮とは月の引力に応じて起こる潮の干満の中で、もっとも干潮時と満潮時の水位の差が大きいことです。
海面が上昇すると亀だけではなく、サンゴや海中生物の活動が活発になりますが、海中生物に限らず多くの生物は潮の満ち引き(潮汐という)の影響で産卵すると考えられています。
つまり、潮汐の原因は月の引力であり、生物の産卵に関係しているということです。
亀はゆっくりと時間をかけて産卵をしますので、干満の差が激しく、その時間が長い大潮時は亀の産卵に向いているのです。
また産卵後は、引き潮とともに沿岸を離れ、卵が沖合まで流れていく事ができます。
はっきりとした科学的根拠がなく、まだまだ深く解明されていない月のリズムですが「生命の誕生は月の引力があってこそ」といっても過言ではないのかもしれません。
まとめ
我々の住む地球は月の引力の影響を強く受け、さまざまな自然現象につながっています。
亀はどうして満月の日を知ることができるのでしょうか。
月の満ち欠けをその身で感じながら生きているなんて、生命の神秘を感じますね。
多くの生物が月や海と密接に関係し、私たち人間もまた、月の影響を受けているのでしょう。
亀を飼っている方は、一緒に夜空を眺めてみてはいかがでしょうか。
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