ニホンイシガメは水棲動物で、自然界でもよく水に潜ったりしている様子が見られるため、飼育環境も水場だけでよいと誤解されがちのようですが、実際には水場と陸地はセットで必要と言われています。
今回は陸地の必要性や、作り方などを調べてみました。
ニホンイシガメの飼育で陸地は必要なの?!
ニホンイシガメなどのカメ類は、体の成長に必要な骨や甲羅などを生成するため、カルシウムを必要としているようです。
このカルシウムは餌だけでは作られず、ビタミンD群などの働きで生成されると言われています。
カルシウムを作るビタミンDは、日光に含まれる紫外線が体に当たることで体内で生成されるようなので、水中ではなく、陸地で日光にしっかり当たる必要がある、とされています。
また、日光はビタミンD群の生成だけではなく、皮膚病のもとでもある雑菌などの繁殖を防ぐ役割などがあるとされています。
飼育ケースの中にはそれほど多くのスペースは必要ないと言われており、日光を浴びるときに休めるスペースで十分だとされています。
陸地が小さい場合は、たまに外に出して運動をさせてあげるようにしましょう。
陸地の作り方は、飼育用のケースに土を敷き詰めて作る方法や、市販の陸地キットなどを用いる方法、後は100円均一ショップなどで購入した人工芝生とプラスチックケースで作成する方法などがあるようです。
陸地は水場から完全に出て、紫外線を全身に浴びれるような所であれば、石でも人工芝生でも、何でも良いようです。
冬季に冬眠などをさせる場合は、陸地を土にしておくと準備が楽だと言われているようです。
まとめ
ニホンイシガメは水場を好むようですが、日光を浴びたり、多少の運動を行うための陸地も必要だということがわかりました。
屋内で飼育する場合は陸地だけではなく、日光の代わりとなる紫外線を発生させるライトを用意する必要があるようなので注意しましょう。
また、陸地を広く取っておくと観賞や触れ合いが容易にできるので、そういった面でも陸地が飼育環境に必要だと言えるでしょう。
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