ミドリガメに限らず、水性動物を室内での水槽で飼育をしていると、その汚れや臭いは飼い主さんがとても気にすることです。

ミツドリガメは特に水を汚しやすいので、夏場になれば水替えをしても一日しない間に汚れて臭くなったりしますが、どうしてそんなに簡単に水が悪くなるのか原因が分からずに悩む飼い主さんも多いでしょう。

ミドリガメの水が簡単に汚れたり臭くなるのは理由があるので、その理由を知ることで適切な対応を行ってみて下さい。

ミドリガメの水槽の水が臭くなる原因

ミドリガメを飼育している方はよく知っているでしょうが、その水槽の水はどんなに水替えをしても、冬場でなければすぐに臭いを発生してしまいます。

その臭いは生臭く腐ったような臭いがして、とても好ましい臭いとは言えません。この臭いの原因はミドリガメが排出する糞尿と食べ残した餌、それにそれらによって大量に増殖した雑菌の放つガスです。

 

ミドリガメ 水 臭い 汚れ

ミドリガメは食べ残した餌を全部食べることはなく、しかもペレットタイプの餌は水に長時間浸っていると、水に溶けてしまいます。

そしてミドリガメは糞尿を多く出し、それを拡散させてしまうので雑菌が増えてしまうため、その防止には機能性の高いろ過機を設置してみて下さい。

ただし、ろ過機だけでは全部はろ過しきれないので、やはり水替えの頻度を多くするしか決定的な対応策は無いでしょう。

ミドリガメの水の汚れ方

ミドリガメは他の水性生物と比べても、水を汚しやすい動物だと言えます。その原因は第一に排せつ物の多さで、ミドリガメは排せつ物が多い種類の動物ですが、悪いことにその動きから水を攪拌させてしまうために、排せつ物も分散されてしまいます。

そしてこの水を攪拌させる動作は、水中に残っていた餌も同様に広げてしまうので、このことによって水が簡単に汚れてしまうのです。

またミドリガメは自ら出している体液や水道水のカルキ抜きで薬剤を使用すると、水の粘性が増してしまって汚れを包み込んでいつまでも漂わせてしまうのも問題になります。

ミドリガメに使用する水量はそんなに多く必要にならないので、そのために汚れが目立ってしまうのは仕方ないことでもあります。

スポンサードリンク

ミドリガメの水槽の水の臭いや汚れの対策方法

ミドリガメを飼育していて発生する水の汚れと臭いはセットになっているので、汚れを対処してやれば臭いについても解決します。

汚れを増加させないためにろ過機の設置は最低限して欲しいのですが、他には汚れを吸着する石や砂などを利用するのも効果的です。

薬剤でも汚れを除去できますが、できるなら自然由来のものを利用する方がミドリガメにとっても安心であり、手間はかかりますが水槽に石や砂があれば見栄えもよくなります。

また水面に浮かぶ汚れは和紙を使って吸着することもでき、ホームセンターなどにいけば障子紙や習字用の紙で和紙が売られているので、一度試してみて下さい。

まとめ

人間でも汚い部屋にいると体調を悪くするように、ミドリガメも汚くて雑菌が繁殖している水の中にいると病気を発症しやすくなりますし、その水を嫌って入らなくなったりします。

ミドリガメのような水性生物は水に長時間触れないと、乾燥によって皮膚が変形したり皮膚病を起こしたりします。

飼い主さんにとっても臭いという問題があるのですから、水槽の水替えは大変な作業ですが水質を保つには一番いい方法ですので、少しでも気になれば水を替えてあげる心掛けが大切です。

スポンサードリンク

今のあなたにおすすめの記事