ペットとして亀を飼い、訪れる初めての秋。
昨日まで何の変化もなかったのに、今日になって突然餌を食べなくなったと悩む飼い主もいるでしょう。
そこで、亀が餌を食べない原因を調査してみました。
秋に亀が餌を食べない原因と対策は?
まず知っておきたいのが、亀は変温動物だということです。
人間は体温を一定の温度に保っていますが、亀は外気温に合わせて体温や代謝が変化する生き物です。
亀が食欲旺盛になる温度は、25度〜30度とされています。
20度以下になると餌の消化ができなくなるため、餌を食べない現象が起こります。
秋は冬に向けて涼しくなる季節。
ゲージや水槽内の温度が下がっていないか確認してみましょう。
では、温度が下がっていた場合、どのようにすれば良いのでしょうか。
対応としては、ペットショップに温度を上げるための設備があるので、購入し温めることになります。
水棲ガメなら専用の水中ヒーターがあります。
リクガメなど陸場に生息する亀は、バスキングライトを当てゲージ内を保温します。
25度以上になれば餌を食べるようになるので、温度計を見ながら亀の様子を観察して下さい。
なお、温めすぎても亀の食欲は落ちてしまいます。
温度が上がりすぎたと感じたら、日陰など涼しい場所に移動し調節をしましょう。
初めて亀の飼育に挑戦する人ほど、突然餌を食べなくなると慌てがちです。
秋が近づいてきたら、温度を調節できるように、設備を整えておくと良いでしょう。
どうしても亀が餌を食べない!そんな時は?
温度を調整し問題はないのに、亀が餌を食べてくれない。
そんな時は他にいくつかの原因が考えられます。
まず、ペットショップから連れ帰ってきた直後の場合です。
不慣れな環境に亀は緊張してしまい一時的に餌を食べないケースがあります。
対策として店員さんに普段与えていた餌を聞き、それを使用することです。
少しでも亀を落ち着かせるために、食べ慣れた餌を用意することが大切です。
1週間もすれば環境にも順応してきます。
それまで焦らず見守りましょう。
水槽やゲージの衛生状態によっても亀が餌を食べてくれない可能性があります。
あまりに汚れがひどいようなら、清掃をしたり、フィルターを取り付けるなど改善が必要です。
合わせて日光浴を積極的に取り入れていきましょう。
日光浴は亀の健康維持に欠かせません。
食欲増進効果もあるのでおすすめです。
他にも嫌いな餌で食べないケースや、栄養障害といった病気の場合食欲が落ちます。
メスの場合には、産卵前は餌を食べなくなるので、様子をみましょう。
色々試したが、どうしても様子がおかしい。
一向に良くならないと不安を感じるようでしたら、獣医に診て貰うことも大切です。
病気の場合、早目の対応がカメの健康を守ることに繋がるでしょう。
まとめ
亀は想像以上にデリケートな生き物です。
マメな衛生状態の管理や、気温の調節など気を配る点はいくつもあります。
日本は四季があり、どうしても温度が変動しがちです。
亀が快適な環境で過ごせるよう、日頃から知識を蓄え、対応できるように努力が必要です。
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