亀が自分で甲羅を近くの岩などにこすることがよくあるようです。

甲羅がかゆくてこするのでしょうか。

その理由について調べてみたいと思います。

亀 甲羅 こする

亀の甲羅の役割

亀の甲羅は、背中側の背甲と腹側の腹甲があります。

亀は甲羅から自在に首、足、尻尾を出し入れできますので、硬い甲羅で身を守ることができます。

種類によっては背甲や腹甲に蝶番の役目を果たす可働できるようになっている組織があり、甲羅で蓋をすることができます。

亀の甲羅の構造

亀の甲羅は、人間でいえば爪みたいなもので、皮膚の表面が変形した鱗板で覆われています。

亀の甲羅の表面には神経はありません。

甲羅の内側には心臓や肺などの臓器があり、筋肉と神経もありますので感覚はあります。

亀が甲羅をこすりつける原因

亀の甲羅の鱗板は古くなると剥がれ落ちます。

鱗板の剥がれをスムーズにするために、水槽の壁や岩に甲羅をこすりつけているのです。

また細菌などの感染によって甲羅の内側が病気になっている時にも体が痒いのか甲羅をこすりつけたりします。

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甲羅の病気

甲羅の病気は、甲羅が白く変色したり、表面が柔らかくなったり、変形したりします。

原因は細菌の感染によって起きるものと、日光不足や栄養の偏りによるものです。

細菌感染によるもとのとして甲羅が白くなるシェルロットがあります。

白い部分が全体に広がったり甲羅に穴が開いたり剥がれたりします。

こんな症状を見かけたらすぐに動物病院に連れて行きましょう。

日光浴が不足するためにおきるビタミンD3の欠乏によるものもあります。

また、餌の成分が偏ったために、ビタミン、ミネラル、タンパク質の欠乏によることや、逆に与え過ぎによることもあります。

改善方法のひとつは、日光を十分に浴びさせてあげることです。

まとめ

亀が甲羅をこすりつけるのは、古くなった甲羅の表面を剥がす時や、病気の時などであることが分かりました。

亀が甲羅をこすりつける行動をするのを見かけたら、よく全体を観察してその原因について判断することが大切です。

病気の時はすぐに動物病院に行き悪化を防止することが重要です。

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