カメの甲羅の中身が気になったことがある方は多いと思います。

今回はその中身がどうなっているのか調べてみました。

カメ 甲羅 中身

かなり奇妙な骨格

甲羅は骨盤の上に甲板があります。

甲羅は背骨や皮膚と一体化してしまっています。

背骨が甲羅の上の方を伝っており、空洞に内蔵が詰まっているという仕組みになっています。

甲羅のすぐ中には大きな肺があり、内臓があり、それを甲羅がしっかり守っています。

甲羅にひびが入って欠けたりするとそこから病原菌が入って感染症にすらなることがあるくらいデリケートなのです。

また、甲羅の形にもいくつかあり、陸で生活するカメは水中で暮らすカメに比べると隠れる場所が少ないので、外からの圧力に強い半球に近い形になっています。

一方、水中で暮らすカメは水の抵抗を減らすために腹側の甲が小型で平べったくなっています。

カメの種類によっても色々な特徴がある!

スッポン等は角質甲板(鱗のような甲羅の部分)が無く骨甲板も退化しています。

これは浮力により体重を支え、水の抵抗を減らすためと考えられています。

他にはドーム状に盛り上がっている甲羅をもつカメもいます。

これはワニ等の天敵から身を守るための防衛手段と考えられています。

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甲羅の中身もすごい!

甲羅の中身は内臓が詰まっていると説明しましたが、それにも面白い特徴があります。

カメは主に肺呼吸を行いますが、肺が大型なのですが、胴体が甲羅に覆われているため、胸筋や腹筋を使って肺を収縮させたり、膨張させることができません。

では、どのように呼吸をするかというと、頭部や手足を甲羅に入れて肺を収縮させ、空気を出し、頭部や手足を甲羅から出し、肺を膨らませ空気を吸っているのです。

種類によっては、鼻や口、喉の粘膜や皮膚を使い皮膚呼吸を行うのもいます。

まとめ

カメの祖先は約2億5000万年前の生物大量絶滅の時期あたりにワニやトリ、恐竜などのグループに分かれ独自の進化を遂げたといわれています。

この長い進化の過程で他の生物には見られない体の構造があったりします。

そういったことをさらに詳しく調べてみると皆さんが飼っているカメの見方が少し変わるかも知れません。

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