亀の最大の特徴である甲羅。
岩場から落ちても割れないと言われるほど丈夫なようです。
では生まれたての子供の甲羅はどうなのでしょうか?
柔らかいのでしょうか?
模様はどうなっているのでしょう。
子供から大人になるまでに甲羅はどのように変化していくのでしょうか?
気になる甲羅について調べてみました。
亀の甲羅とは
甲羅とは亀の背中とお腹に付いていて、それぞれ背甲、腹甲とよばれます。
いざという時にはこの甲羅の中に頭と四肢と尾を収めて身を守ります。
この固い甲羅は肋骨が拡張・変形して進化したもの、とされています。
表面は角質板という板で覆われています。
角質板は人間の爪に似て透明で、子供のうちは柔らかいのですが成長とともに剥がれ落ちて脱皮します。
しかし、水中で生活するスッポンには角質板は付いていません。
背甲も腹甲も厚い皮膚で直接覆われているだけです。
同じ亀でも種類によって模様・形が違います。
子供から大人になる過程で、甲羅も段々大きくなります。
その際、脱皮をするのですがヘビのようなはっきりした脱皮では無く、甲羅の角質板が薄く1枚ずつ剥がれて下から新しい甲板が現れます。
背甲だけではなく、腹甲も脱皮します。
手足や顔ももちろんします。
脱皮をするたびにひとまわりずつ大きくなっていくのです。
甲羅の脱皮は一枚一枚バラバラと進みますが、気になるからと無理に剥がさないようにします。
亀の子供と甲羅のくる病について
くる病とは、亀の病気の代表格であり、孵化後一年未満の子供がよくかかります。
症状としては、甲羅が柔らかくなったり、足が曲がって歩行困難になったりします。
重症になると甲羅全体が歪んで治らなくなってしまいます。
原因はカルシウム不足、ビタミンD3不足、紫外線の照射不足です。
予防法としては普段から栄養バランスを考えたエサを与えること。
市販のエサに総合ビタミン剤や粉末カルシウムを加える、日光浴と紫外線蛍光灯の照射が大事なようです。
まとめ
地球上で最初の亀が現れたのは2億1500万年前だそうです。
このときから既に亀は堅い甲羅を持ち、現代まで生き残ってきたのです。
親から子供へ生き残る術としてこの姿は長い年月受け継がれてきたわけです。
この先、未来まで亀はどんな進化をしていくのでしょう。
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