亀はいつぐらいまで成長するのでしょうか。
亀の種類によって成長の進捗は違いがあるのでしょうか。
亀の成長が止まるのは何歳ぐらいでしょうか。
亀の成長についてクサガメの一生を通して調べてみたいと思います。
クサガメの一生
クサガメの産卵は6~7月頃です。
産卵された卵は2~3日すると卵の中央が白濁し始め胚が形成されてゆきます。
約2~3ケ月で卵は孵化します。
亀の雌雄は卵の置かれた環境の温度によって決まります。
孵化した子亀の腹部には大きな卵黄嚢(ヨークサック)が付いています。
しばらくは卵黄嚢の養分を吸収して成長します。
卵黄嚢が消えてなくなるまで子亀に餌を与える必要はありません。
この間卵黄嚢が傷ついて破れないように子亀が動き回らないように注意が必要です。
卵の殻など卵黄嚢に傷をつける原因になりそうなものは取り除いておきます。
数日すると卵黄嚢が消えてなくなりますので、卵黄嚢が消えた翌日から餌を与えます。
餌は毎日1回、動物性タンパク質は3日に1回与えます。
クサガメは雑食性ですので餌はいろんな栄養成分がとれるように栄養バランスよく餌を与えます。
子亀は親亀の糞を食べることもあります。
孵化後の子亀はまだ消化に必要な腸内細菌を持っていませんので、糞を食べることによって腸内細菌を確保できます。
子亀は体力がないので飼育環境の温度を高めに維持することも大切です。
亀は飼育中の日光浴が欠かせません。
日光浴を浴びることで亀の体内でビタミンDが生成されカルシウムの吸収が促進されますので、丈夫な亀になり病気が予防できます。
子亀を屋外で冬眠させるには体力をつけさせる必要があります。
体力がないと冬眠中に亡くなることがあります。
クサガメは子亀が成体になるまで3~4年かかります。
成体になるとクサガメの雌は産卵のために雄より大きくなります。
日本原産の成体になった雌の甲長は最大30㎝程になり、雄の甲長は最大20㎝程です。
クサガメの寿命は一般的に20~30年といわれています。
まとめ
クサガメの一生を見てみますと、亀の成長は、日本原産のクサガメの場合には雌で甲長30㎝程になるまで、雄で甲長20㎝程になるまで成長すると考えられます。
中国大陸さんのクサガメの成長は雌の甲長20㎝程、雄の甲長15㎝程まで成長するといわれています。
亀の種類ごとに最大甲長の大きさが違いますから、いつまで成長するか、いつ成長が止まるのかその時期については種類ごとに違いがあると思われます。
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