亀にとって日光浴は欠かせません。

滅菌や新陳代謝の活性化の他に、遠赤外線で体温を上昇させるのと、紫外線で甲羅や骨の生育に欠かせないビタミンDを作るといった、非常に大切な行動なのです。

では、どんなライトがいいのか、距離はどうしたら良いのかを紹介していきます。

亀 バスキングライト 距離

バスキングライトの種類

亀に必要なのはバスキングライトと紫外線ライトです。

赤外線を含んだ日光に近い光を出すのがバスキングライト、またはバスキングランプとも呼ばれています。

このライトによって人工的に日光浴ができる暖かい場所のことをホットスポットといいます。

飼育容器内全体を赤外線で暖めて温度を維持するのは保温球といいます。

光を発しないタイプのセラミックヒーターもあります。

ホットスポットを作るタイプだけを設置する方が多くいますが、できるだけ全体も暖めるタイプも設置することをお勧めします。

必要な栄養を作る紫外線ライトは爬虫類用がお勧めです。

光の強さや設置の仕方に様々なタイプがあるので、飼育している亀の種類と環境に合わせるか、お店の人と相談して決めましょう。

また、蛍光管タイプの紫外線ランプは切れていなくても照射量が減ってしまうので、2~3ヶ月を目安に交換しましょう。

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亀との距離

バスキングライトは高温になることが多いので、亀の火傷と飼育機器などの故障に気を付けなければいけません。

設置する時は、容器の蓋や壁に触れないようにしましょう。

飼育容器全体を暖めるタイプのものは全体に満遍なく当たる位置、ホットスポットを作るタイプは、亀の種類によっても違いはありますが、照射面の温度が平均して28~38度になるように設置します。

また、水亀用には水がかかっても大丈夫な防滴ランプが良いです。

赤外線は水の中にいる亀にはあまり効果がないので、陸上部分に向けて設置しましょう。

温度が丁度良い所に設置していても油断はなりません。

亀が物によじ登ったり、壁などを利用して立ち上がったりした時に当たってしまう可能性があるからです。

難しいかもしれませんが、その点も注意して下さい。

照射時間は最低でも朝の9時から夕方の5時までの1日8時間以上は必要です。

ずっと当てていいというわけでもありません。

季節、昼夜、飼育部屋の気温によって照射量も変えなければいけません。

暑い時期に照射し続ければ亀は熱中症になってしまい、下手したら亡くなってしまいます。

ずっと見ていられない場合はサーモスタットといった、設定した温度にコントロールしてくれる機器を使うのが良いです。

できれば本物の太陽の光を浴びせるのが良いのですが、こちらもやりすぎは良くないので日除けも忘れずに設置してあげて下さい。

まとめ

亀の良い成長には日光浴が不可欠です。

注意しなければいけない点が多いのが少々大変ですが、種類と成長に合わせて距離と照射量を調節して丁度良く快適な空間を作ってあげて下さい。

調節とかをしていて飼い主ご自身が火傷してしまうこともあるので、そこも気を付けましょう。

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