みなさんは、ウミガメが、どこで産卵するのかを、知っていますか。
現在は、水族館でも見ることができるウミガメの、産卵時期や場所について、まとめてみました。
ウミガメはいつ産卵するの?
ウミガメは、主に、5月~8月にかけて、産卵するために、浅い海に集まってきます。
砂浜に上陸したウミガメは、産卵に適した場所を探すのですが、必ずしも産卵するわけではありません。
ただ、砂浜を歩きまわっただけで、海へ帰ってしまうというケースもあるそうです。
このような理由からも、ウミガメの産卵を実際に見ることができるのは、とても幸運なことなのです。
ウミガメは、1シーズンに数回、卵を産むことが確認されています。
また、数年に一度、以前産卵した砂浜に、再び戻ってきて、卵を産むそうです。
世界各地の砂浜で見られる、ウミガメの産卵シーン。
ですが、残念なことに、ウミガメの個体数は減少し、現在では、いろいろな理由から、ほとんどの種類が絶滅危惧種となっています。
ウミガメの産卵場所は?
日本で、ウミガメが産卵するのは、主に本州中部から沖縄県にかけての地域です。
浜辺に上陸し、産卵場所を決めたウミガメの雌は、そこに穴を掘って、ピンポン玉くらいの大きさの卵を、約100個ほど、産み落とします。
そして、卵を産み終えたウミガメは、後ろ足で卵に土をかけ、再び海へと帰っていきます。
産み落とされた卵から子ガメが孵化するのは、約2カ月後。
孵化した子ガメは、自分の力で地上へと這い上がり、海へと向かうのです。
この世に生を受け、生きるために海へと向かう子ガメですが、孵化した子ガメのうち、大人のウミガメに成長できるのは、1~2匹だけ。
卵を産むために、浜辺にやってくるウミガメは、数々の生存競争を勝ち抜いた、ウミガメだったのです。
このように、大人のウミガメになれる個体数が少ないことも、ウミガメの絶滅を後押しする理由の1つなのかもしれませんね。
まとめ
今回は、ウミガメの産卵について、ご紹介しました。
ウミガメの産卵は、数々の条件が揃わなければ、決して見ることができません。
ウミガメの産卵を見ることができたなら、その大変貴重な、大いなる自然の営みを、体感してみて下さいね。
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