クサガメは半水棲のカメです。
半水棲というのは、飼育容器内に陸地と水場の両方を必要とするカメのことを指します。
水中と陸地を行ったり来たりする訳ですが、そんなに水中にいないなら水中のフィルターは必要ないと思ったりします。
しかし、カメの衛生管理上あった方がよいのでしょうか。
水槽のフィルター!クサガメの水槽は必要?
クサガメの水槽にとって水場はとても重要なところです。
クサガメは本来池や沼、水田に生息しているカメです。
そのため、食事や排泄を水中で行うことが多く、水場の水はクサガメにとって飲み水にもなります。
まさにクサガメにとってライフラインの水場なのです。
クサガメに限らず、半水棲種のカメの水場は通常の熱帯魚の水槽より水量が少なくなります。
食事や排泄を水中で行うために、通常のアクアリウムより水は汚れやすくなるのです。
水槽の水場を毎日水換えする方には必要ないかもしれませんが、毎日水換えするのは結構大変です。
フィルターを入れると大幅な水換えは月に2~4回で、毎日のお掃除は水槽内の食べ残しやカスを観賞魚用のネット等で掬い取るだけでよくなります。
カメの飼育にとってやはりろ過フィルターは必要なものになるかと思います。
ろ過フィルターのいろいろ
ろ過フィルターと一口にいっても、いくつか種類があります。
水槽のレイアウトによってろ過フィルターを選ぶことができます。
投入式フィルター
エアポンプに繋いで使用することができる。
外部式パワーフィルター
大型の水槽に使用するフィルター。
使用する際は、水槽よりも低い位置に設置する。
投入式小型パワーフィルター
カメ用に販売されているろ過フィルター。
水中で使用するときは、横向きでも使用できる。
ロックフィルター
外観が岩のような見た目。
インテリア性が高く水槽のレイアウトの邪魔をしない。
内部が空洞になっておりフィルターを内蔵できるようになっている。
フィルターのお掃除について
カメの水槽のフィルターは水換えの時に清掃することがほとんどです。
水換えを月に2~4回行うようにすると、フィルターもその位で清掃するようにします。
- 水槽内の水をポンプでバケツ等の容器に移します。
- ろ過フィルターを外して、内部のフィルターを取り出しバケツ等に移した1の水の中でフィルターをもみ洗いします。
- 水槽に新しい水を入れ、ろ過フィルターを設置し清掃完了です。
フィルターの清掃の際注意したいのが、2のときの新しい水でフィルターを洗うのではなく飼育に使用していた水でフィルターを清掃する点です。
ろ過フィルターを水道水で洗ってしまうと水質浄化のためのバクテリアがいなくなってしまいます。
バクテリアがいなくなってしまうと、またろ過フィルターとして機能するためにかなり時間がかかってしまいます。
注意しましょう。
まとめ
クサガメに限ったことではありませんが、カメの水槽にはフィルターは必要になってくるかと思います。
カメの飲み水にもなる水ですから、ぜひろ過フィルターをいれて清潔な水槽で飼育しましょう。
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