クサガメの名前の由来は顔に草の模様があるからという説と、外敵に会った時に非常に臭いにおいを出すためにクサガメという名前が付いたとも呼ばれています。
飼育下に置いてはこの臭いを発することはないと言われています。
ペットショップでは、ゼニガメとしてクサガメの子供が売られています。
クサガメは値段も手ごろで、とても飼いやすい動物です。
クサガメの甲羅の特徴や模様とはどのようなものなのでしょうか。
クサガメの甲羅の模様や特徴
甲羅にスジがあるのが特徴です。
首の側面に黄色のスジも特徴です。
クサガメ甲羅は楕円に近い形です。
目は瞳の周りは白から明るい黄色っぽいで瞳の横に黒い模様が帯状に入ります。
腹側は黒っぽい色に白っぽい模様が入っています。
手足は黒っぽい単色です。
しかし、石亀との交雑により、特徴がハッキリしないこともあるようです。
また、年を取ると全体に黒っぽくなり、模様も分からなくなってきます。
生態は?
クサガメは大韓民国、中華人民共和国、香港、日本は北海道から九州と幅広く分布しています。
流れの穏やかな川や沼、田んぼにも生息しています。
昼行性で夜は眠っています。
夏は昼間に眠り、夜に行動します。
冬は冬眠をします。
日光浴を好み、食性肉性の雑食です。
一般的な寿命は20年から30年と言われています。
クサガメはメスの方が大きくなります。
自然界で起きているクサガメ問題
クサガメは元々日本には生息していない外来種で、台湾や中華人民共和国などから人為的に移入されたと考えられます。
いつ頃持ち込まれたのかは定かではありません。
クサガメとニホンイシガメとの雑種が増えています。
そのため、ニホンイシガメが絶滅する恐れがあります。
ニホンイシガメとクサガメの甲雑種は「ウンキュウ」と呼ばれています。
ウンキュウは、クサガメの特徴が強く出るものや、イシガメの特徴が強く出るなど様々です。
まとめ
幼ガメの時はゼニガメとして知られているクサガメです。
値段も手ごろで、飼育しやすいペットです。
クサガメの特徴は、甲羅にスジがあり楕円形です。
首の側面に黄色のスジがあるのも特徴です。
しかし老ガメは黒っぽくなり模様が分かりにくくなります。
自然界においては日本イシガメが増えていて、純粋なニホンイシガメが減っています。
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