同じカメだからといってクサガメとイシガメを一緒の水槽で飼育できるのかという問いには答えはノーです。

なぜならカメは同種の物を飼う場合でも個体別にするのが基本だからです。

それ以外にも、色々理由はありますので詳しく見てみましょう。

クサガメ イシガメ 一緒 水槽

クサガメとイシガメを水槽に一緒でいいの?

基本的にはカメは同種であっても単独飼育が無難だと言われています。

イシガメのブリィーデングを生業としている人ならいざしらず、一般的に家庭でペットとして飼う場合は、クサガメとイシガメは違う点が多いので、一緒の水槽での飼育は問題が色々あります。

まずはクサガメは寒さに弱いけれども沼や田んぼ等水の多いところに生育し、イシガメは寒さに強くきれいな川の上流付近に生息するのでクサガメの方が生命力という点においては強いようです。

なので、水槽の水換えや、水温の調整も大変なのです。

それと敵に遭遇した時の威嚇行為として、クサガメは独特の臭いにおいを出すので、きれいな水で育つ神経質で穏やかなイシガメがこれに耐えられるか疑問です。

泥沼に住むことの出来るクサガメは病気に強いのです。

クサガメの持っている菌がうつってイシガメは病気になることもあるのです。

クサガメは気性もイシガメより荒く丈夫で飼育しやすいのですが、縄張り争い、カメ同士のケンカも起こりうる可能性もあります。

尾びれの外傷、2種類のカメの共存により成長の遅れ、エサの取り合い、エサの取り合いによって誤ってかみついたり、指や尾をエサと見誤り噛みついたり、冬眠が十分に行えない、十分に睡眠をとれない等、その他にも色々な問題が生じてくる場合があるのです。

定期的な水換えや水の温度等を考えた時に極端な2つのカメを同じ水槽で飼うと問題も多くなる可能性もあります。

ですので、クサガメとイシガメを一緒に飼育することはしない方がいいというのが結論です。

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まとめ

最初に述べたように基本的にカメは同種であっても個別に飼育するのが望ましいのです。

クサガメとイシガメの性格の差や、好む水温の差、病気に対する抵抗力の差など色々あります。

また、縄張り争いや、ケンカ、異種のカメが同居することによる成長の遅延、等々問題が多いのです。

なので、それぞれ違った環境でそれぞれの特色を理解して、別々に飼うという事が望ましいですね。

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