キボシイシガメの飼育で、冬眠させる方法もあるのをご存じですか?
室内で飼育している場合はヒーターをつけて冬でもそのまま飼育する方も多いかと思いますが、冬眠をすると繁殖率が上がるなどの利点もあり、冬眠を考えている方もいるのではないでしょうか?
ここではキボシイシガメの上手な冬眠のさせ方についてご紹介します。
キボシイシガメの上手な冬眠のさせ方は?
キボシイシガメを冬眠させたいときは、まずは秋からたっぷりと栄養を摂らせて、冬眠に備えることが重要になります。
秋に十分栄養を摂って脂肪を蓄えておかないと、冬眠明けの春になっても起きてこない、という悲しい事態になってしまう事もあるそうです。
ですが、冬眠直前に餌を食べてしまうと、消化ができないので、冬眠の1カ月ほど前から餌は与えない方がいいそうです。
冬眠の準備ができたら、徐々に水温を下げていきます。
野生のカメは水温が20度以下になると食欲が減退し、15度以下で食欲がなくなり、10度以下で冬眠を行うそうです。
冬眠するときの飼育ケースの水深は、30cmほどあるといいようです。
あまり浅いと外の気温の影響を受けやすくなってしまうためです。
水の底にはあく抜きした葉っぱやミズゴケを敷いてあげましょう。
飼育ケースは屋外の日の当たらない場所に置いておくのがいいようです。
なるべく水温が安定するようにしてあげてくださいね。
12月ごろから冬眠に入り、3月ごろに冬眠から起きる個体が多いようです。
冬眠中の水換えは2~3回ほどでいいようです。
このとき、飼育ケースの水と同じ温度になるようにしてください。
冬眠中もキボシイシガメの様子を見るようにし、異常があった場合は冬眠を中止するようにしてください。
冬眠してもいい個体とダメな個体がいる?
飼育下での冬眠はいろいろとリスクが高く、最悪冬眠中に亡くなってしまう事もあるそうです。
そうならないためにも、冬眠をさせてもいい個体と冬眠をさせない方がいい個体を飼い主さんが見分けてあげましょう。
見分けるポイントとしては、
- 日ごろから餌をよく食べていた個体
- 10月の時点で見た目にも分かるほど脂肪が蓄えられている個体
- 10月以降も甲羅干しをしていた個体
- 生後3年以上が経過している個体
などがあるようです。
また、怪我をしている個体も冬眠には向いていないようです。
まとめ
いかがでしたか?
ここではキボシイシガメの冬眠についてご紹介しました。
キボシイシガメの冬眠は、繁殖のためには必要なことかもしれませんが、それなりにリスクがあることを十分理解してから行うようにしてくださいね。
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