イソップ寓話の「北風と太陽」をご存知でしょうか。
一人の旅人の分厚いコートを脱がす為に太陽と北風が勝負をした話です。
頑なにコートを脱がない旅人の姿は、ある意味噛み付いて離れないカミツキガメの姿にも重なる所があります。
カミツキガメは凶暴な性格をしていることで有名で、自分よりも大きい相手にも飛び掛ります。
相手が誰であろうと目の前に現れたものジャンプをしてカミツキに掛かかるという事です。
しかし、私達の見るこのカミツキガメの行動は全て陸の上での行動です。
この事が、カミツキガメから噛まれてた時の対応に大きなヒントを与えてくれます。
詳しくご説明いたします。
カミツキガメに噛まれたらどうする?
さて、北風と太陽の勝負を制したのはどっちだったでしょうか。
北風が力いっぱい吹いて上着を飛ばそうとすればするほど、旅人はしっかりとコートを押さえつけました。
逆に太陽は暖かかい日差しでゆっくりと暖めてあげました。
結果は太陽の勝ちです。
要するに、てっとり早く力づくで物事を片付けてしまおうとするよりも、ゆっくり着実に相手の身になって考えたほうが良い結果が出るという事です。
もし、カミツキガメに噛み付かれた場合、北風のように無理やり力ずくでひっぱって取ろうとしてしまうと、カミツキガメは頑なにもっと力を込めます。
そして、そのまま引き裂かれてしまうことでしょう。
そのカミツキガメの行動はすべて、カミツキガメの臆病な性格から来るものなのです。
カミツキガメは水中では自分から襲いかかる事はありません。
水中が自分のホームだから心が落ち着くのかもしれません。
陸の上はカミツキガメにとってアウェーです。
全てが敵に見えてしまうのかもしれません。
もし、カミツキガメに噛まれてしまった場合、太陽がゆっくりと旅人を暖めた行動と同じように、カミツキガメと一緒にその部分を水中に戻します。
痛いとは思いますが、ワニガメと違って、一瞬で引きちぎるほどの顎の力はありませんので、冷静に水中に戻すのが適切な行動になります。
最悪、上から水をかけても放してくれることもあります。
臆病なカミツキガメを乱暴に扱う方が大怪我につながってしまうという事です。
まとめ
カミツキガメは基本的に臆病です。
しかし、その臆病さが、陸上での凶暴さにつながります。
見た目からは想像もできないくらいの俊敏さ襲って来ますし、首も予想を超えて伸びます。
痛さでパニックにおちいってしまうとは思いますが、カミツキガメも同じなのです。
北風と太陽を思い出して、冷静に水中に漬けて下さい。
すぐに放して自ら、逃げてくれるでしょう。
そして、噛み付かれた傷は、感染症を起してしまうおそれもありますので、消毒をして病院に行く事をオススメします。
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