2015年アメリカのフロリダで「全てのカメは同じじゃない!」というキャンペーンが行われ、話題となった事があります。
カメと言ったら水の中で良く見るイメージが定着しすぎていて、陸で見つけたカメを親切心で、水の中に戻してあげる親切?な人が沢山いるらしいのです。
しかし、カメには陸の上でしか生活出来ないリクガメと、殆どを水の中で暮らすミズガメに分けられます。
アメリカのこのキャンペーンは、陸で生活するカメを海に入れておぼれさせないで下さいというものなのです。
分類学上では、turtle(タートル)をミズガメ、tortois(トータス)をリクガメに分類し、カメ全体をchelonianという英単語で表わしています。
それでは、カミツキガメは英語ではなんと呼ばれるのでしょうか。
その名前をご紹介いたします。
カミツキガメを英語でなんて発音する?
カミツキガメは、生活の殆どを水の中で過ごします。
ゆえに、turtle(タートル)だと呼ばれるだろうという想像はできますが、英語名ではどのように表すのでしょうか。
正解は、『snapping turtle』と呼ばれます。
Snappingとは、「パクリと噛む」とか「・・をパクリと噛み取る」と言う意味を持ち、スナッピング タートルと読みます。
文字通り目の前のものをパクリと噛みとってしまうカメという事でしょう。
もうひとつ、Chelydra serpentinaと呼ばれる事もありますが、これは学名と呼ばれるもので、この名前は世界共通で生物の分類に用いられる名称として、「爬虫綱カメ目カミツキガメ科カミツキガメ属に分類されるカメもしくはその総称」と明記されています。
Snapping turtleを辞書で調べると、強力な顎を持つ大型で獰猛な淡水ガメ(large aggressive freshwater turtle with powerful jaws)と明記されており、食いついたら絶対に離れないことで有名なスッポンも同じ名前で呼ばれる事もあります。
まとめ
カミツキガメは、そのほとんどが水中で暮らし、産卵の時だけ上陸します。
その時にあなたが助けるつもりで手を出せば、スッポンの比ではない位の咬合力で噛みつかれます。
同じように噛み付く有名なワニガメも英語名はalligator snapping turtle(アリゲーター スナッピング タートル)と呼んでいます。
アメリカではカメ全体をturtle(タートル)と呼び、リクガメを、tortois(トータス)ではなく、terrestrial turtle(トレストリアル タートル:陸のカメ)と呼んで区別する事もあるのですが、アメリカでは結局のところsnapping(スナッピング)するカメは名前にその名をつけて気をつけているようです。
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