2017年千葉県が新しい試みを始めました。
カミツキガメの駆除を専門とする職員を採用したのです。
カミツキガメの繁殖が確認されは印旛沼周辺の、人々の不安の声が耐えない事に対する決断だとされ、ニュースでも報道されました。
田んぼに手を入れるのが怖いとか、魚のワナの網を引きちぎられたなどの声を受け、専門家が駆除、捕獲作戦に出たのです。
そもそもカミツキガメは、一体どのような方法で、カミツキガメを捕獲するのでしょうか。
ご説明いたします。
カミツキガメの駆除方法は?
アメリカでは、カミツキガメは食用として捕獲されることもあります。
人によってはスッポンよりも美味しいという人もいますが…。
食用目的の時に捕獲に使用されるのは、餌に鶏肉や魚肉を使った延縄で捕獲されるのが一般的です。
一本の幹縄に多数の枝縄をつけ、その先端に、大き目の針をつけます。
大きめにする目的は、他のカメを釣ってしまわない為です。
日本のやり方は、ワナを設置する方法が多く用いられています。
千葉県の駆除チームが行う捕獲方法も、もんどりワナか、カニ籠という縦長の籠を使用しているようです。
縦長でないと、深い場所で窒息してしまい、他に一緒にかかってしまったほかの在来種のカメまで命を落としてしまうからです。
もしくは、5月から6月に産卵の為に陸に上がってきたカミツキガメを直接捕獲する方法が取られます。
孵化後の8月以降には、幼体が成体のはいれないような水路にいることが多く、そこにワナを仕掛けます。
捕らえたカミツキガメは、冷凍庫に収容し、そのまま凍結させてしまう駆除方法が取られます。
カミツキガメの駆除の報酬
一般の人が、籠を設置して捕まえようとする行為自体、漁業規則で禁止されている事が多い上に、カミツキガメの捕獲は、法律で禁止されています。
捕まえて運搬したり、飼育したりするのも、懲役3年以下または300万円以下の罰金を科されます。
どの自治体もカミツキガメを捕獲することでと報酬がもらえるような事は現段階では、ございません。
まとめ
捕まえると報奨金がでる生き物もあるようですが、捕獲許可、狩猟免許、道具などが必要となるケースが多く、その資格の更新費用の方が高くついてしまう事もあるそうです。
カミツキガメは、ウナギや、ヘラブナ釣りの折に誤って釣れてしまうことも多いそうですが、無理に針を外そうと試みたりせず、役場に連絡をするのが良いでしょう。
千葉県では、専門家を雇い入れて懸命な駆除作業を進めていますが、目だった成果を得られてはいないようです。
それほど根付いてしまっているという事なのでしょう。
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