亀を飼育している時に、特に幼体で良くありがちなのが甲羅と目の病気で代表的なものがあります。
それぞれの病気の原因や症状を把握しておくことで、早めの対処ができるようになります。
「くる病」と「ハーダー氏腺炎」の症状や原因、治療方法をご紹介します。
甲羅の病気で「くる病」
「くる病」は、よくある代表的な病気で1年未満の幼体がよくかかります。
甲羅がやわらかくなったり足が曲がったりして、歩くのに支障が出てしまいます。
さらに悪化すると甲羅全体がゆがんでしまうこともあります。
主な原因は、カルシウムやビタミンD3が含まれたエサ不足と紫外線の照射不足です。
そのため、治療法はカルシウム剤とビタミンD の投与や紫外線の照射によって行われます。
自宅で治療を行う場合にはカルシウム剤をまぜるようにすると良いと言われています。
このような病気にならないためにも普段から栄養バランスを考えてえさを与えることが必要です。
目の病気で「ハーダー氏腺炎」
一方、目の病気で多いのが「ハーダー氏腺炎」ですが、こちらも1年未満の幼体がよくかかります。
まぶたが腫れたり眼球が飛び出したり目が開かなくなったりします。
そのため元気がなくなってしまうので、えさを食べることもできなくなり、命を落とすこともあります。
原因はビタミンAの不足ですので、動物病院ではビタミンAの投与と感染するための抗生物質の投与後行われます。
しかし、普段からこの病気を予防することの方が重要ですので、亀の餌には総合ビタミン剤やビタミンAを混ぜるように心がけるようにしましょう。
まとめ
亀の幼体は、このような甲羅や目の病気に特にかかりやすいので、栄養面や飼育環境を適切に維持するのがとても重要です。
もしも、このような甲羅や目の症状が出た時には、出来るだけ早い段階で治療を行うのが賢明ですが、それ以前に普段からの飼育管理を行うことで予防をすることは出来ることは確かですので、注意をして観察をしながら飼育をしましょう。
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