「飼っているミドリガメが怪我をしてしまったけど、どうすればいいのか分からない!」と困ったことはありませんか?

すぐに獣医さんに診てもらうのも1つの手ですが、飼い主さんも怪我の知識を知っていて損はありません。

今回はミドリガメが怪我をしてしまった時の治療についてご紹介していきます。

ミドリガメ 怪我 治療

ミドリガメの怪我の種類と治療について

怪我と大雑把に言っても様々なケースがあると思います。

頭や足などの外傷面と病気などの内傷的なものがあり、種類が多くて把握しにくいので今回は項目ごとに分けながらご紹介していきます。

外傷的な怪我と治療法

もともと亀は頑丈な生き物ですが、飼育している環境内で頭をぶつけてしまったり、オブジェの岩で皮膚が傷ついたりなどする場合があります。

出血などの外傷だと細菌が傷口から入ってしまう恐れがあるので気を付けてください。

皮膚(頭や足)の怪我

出血が少なく、ミドリガメ自身に変化が無い場合は、マキロンなどの消毒液で傷口を消毒し、化膿しないように気を付ければ完治します。

亀は水の中で生活するので出血がある場合は水中に入れてしまうと怪我の治りが遅くなったり、水中の菌が傷口から入ってしまう可能性がありますので、あまり水中には入れないように気を付けましょう。

もし出血が多い場合はすぐに獣医さんに診せて適切な処置を受けてください。

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内傷的な怪我と治療法

内傷的な怪我は様々な種類がありますが、大抵は水が清潔でなかったり、ミドリガメの体調の異変に気付かずに放置してしまったりといった内容が多いので、適切な予防を行っていれば病気を防げる可能性が上がります。

口内炎

人間も口内炎になると口内が痛くて口を閉じづらくなりますが、亀も同じです。

亀の場合は口を開けっ放しになりますので、患部に消毒液を塗り、エサのバランスを考えてビタミンなどを日ごろから与えることで予防ができます。

中耳炎

鼓膜が腫れてしまい、赤くなるのが特徴です。

治療法は耳の中の膿を出して洗ってください。

そして抗生物質を与えて治療してください。

水槽内を清潔に保つことで予防することが出来ます。

呼吸器疾患

この状態だと鼻水をたらし、呼吸をすると「ピーピー」と音が聞こえます。

泳ぐ際に体を傾けていたり、エサを食べなくなる症状があります。

いわゆる風邪です。

これは急な温度変化や栄養不足が原因です。

亀自身がエサを食べようとしなければ無理矢理にでもエサを与えてあげましょう。

その後、獣医さんに診てもらうことをオススメします。

クル病

甲羅が柔らかくなり、手足が変形してしまう特徴があります。

カルシウム、ビタミンD、紫外線の欠乏で発症します。

総合ビタミン剤と日光浴が治療法ですが、日光浴が出来ない場合は紫外線ライトを当ててあげましょう。

ハーダー氏腺病

目の周辺が腫れて飛び出してしまったり開かなくなります。

ビタミンAが足りていない時や水槽内が不潔だと発症します。

ビタミンAを含んだエサや総合ビタミン剤を与え、水槽内を清潔に保つことが治療に繋がります。

皮膚病

亀が発症する病気で代表格にあたるのが皮膚病です。

特徴は白っぽい水カビが皮膚や甲羅に付着していることです。

日ごろから日光浴などで除菌を行っていれば予防になりますが、発症してしまった場合は日光浴をさせながら、患部に薬(イソジンなど)を塗るか、薬浴と乾燥を繰り返して治療してください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

種類が多く大変かと思いますが、まずは自身が飼っているミドリガメの様子を見て、どんな症状なのかを冷静に分析することが大事です。

もし自分自身ではどうすることも出来ない場合は、すぐさま獣医さんに診てもらい、適切な治療の指示をもらってください。

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