公園の池や飼育している水槽の中で亀が何匹かで重なっている事があります。
甲羅干しなら離れてすれば良いと思いましたので、このちょっと不思議な習性について調べてみました。
亀の甲羅干しの習性
亀がいる公園の池などで、日中亀が甲羅干しをしている光景をしている事があります。
亀の甲羅干しの目的は、人間や哺乳類のような変温動物ではなく、自身の体で体温調節が出来ない冷血動物の為、温かい日光を浴びて体を温める必要があるからです。
適度に体が温まった亀は元気に動く事が出来ます。
また、日光に含まれる紫外線を浴びることにより体内でビタミンを生成したり甲羅を硬く丈夫にする必要がある為です。
人間も少量の紫外線でしたらある種のビタミン生成の為に紫外線は必要です。
亀が重なっている?
しかしそんな亀たちの甲羅干しですが、何匹もの亀が重なる光景が見られる事があります。
ちょっと不思議な光景ですが、亀たちは何のために重なるのでしょうか?
調べて行くと、答えは亀の習性と土地事情にありました。
亀の甲羅干しの目的は体を温めて体温を上げる事と、紫外線を浴びる事によるビタミンの生成、甲羅を硬くする事でした。
その為甲羅干しの習性がある種類の亀はより日光が当りやすい場所を求めて陸に上がって来ます。
しかし、陸地に十分な広さがないと亀たちは甲羅干しに必要なスペースが十分に確保出来ません。
そこで先に仲間の亀が甲羅干しをしていようと自分も十分な日光を浴びる為、他の亀の背中に上がり重なるのです。
水槽内での重なる行為も同じ理由によるものと考えられます。
池に比べ更に狭い水槽内では亀も甲羅干しをする為に懸命かもしれませんね。
まとめ
亀がなぜ重なるか、と言うちょっと不思議な疑問でしたが調べてみると冷血動物ならではの習性がそうさせていたのですね。
昔から言われているように亀の親子が子亀を背中に乗せている訳ではない様です。
十分な日光浴をして、丈夫な体になって欲しいと感じました。
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