日本の川や池などに生息するクサガメは、カメのペットとしてポピュラーな存在です。
飼育しやすいのでカメの飼育に興味のある初心者さんにおすすめの種です。
クサガメを室内で飼う場合、必需品のひとつに「バスキングライト」というものがありますが、初心者さんには、使い方が分かりませんよね。
この記事では、クサガメの室内飼育に必要なバスキングライトの使い方についてまとめています。
バスキングライトって何?
- クサガメは変温動物
人間の場合、暑くても寒くても動くこともご飯を食べることもできますが、変温動物は、外の温度によって自身の体温が変わります。
寒いところにいる時は体が省エネモードとなって動けなくなったり餌を食べることができません。
太陽によって外気温が上昇し、カメの体温も上がることにより、餌を食べたり消化したりができるようになります。
室内では太陽の熱を浴びることができないので、バスキングライトが太陽の熱の代わりとなります。
クサガメにバスキングライトをあてる時間は、どれくらい?
バスキングライトの照射時間は、日中の午前から午後にかけて8~10時間くらいが目安です。
たいていタイマーがあるので設定しておけば大丈夫です。
また、バスキングライトは、「ホットスポット」と呼ばれる「一部の暖かい場所」を作るためのライトでもあります。
クサガメとバスキングライトの距離はどれくらい?
バスキングライトの設置は、ライトがあたる部分の温度(気温)=ホットスポットが、30度から35度くらいになるように調節して設置します。
ホットスポットは、水槽に設置したカメ用の陸場に作ります。
調節は、ホットスポットとなる場所に温度計を置いて温度を見ながらします。
暖かい(暑い?)場所を一部だけ作ることで、カメは自分で移動して適度な体温に調節することができます。
太陽の代わりに紫外線ライトも必要
地域や環境によって変わりますが、夏場はバスキングランプは必要でないこともありますが、夏も冬もクサガメの室内飼育に必要なものに、紫外線ライトがあります。
バスキングライトの主な役割はカメの体温を上げるための「熱」です。
紫外線ライトは、文字通りカメが「紫外線」を得るためです。
紫外線は食べた餌からカルシウムを吸収するために必要なものです。
紫外線ライトもバスキングライト同じ8~10時間の照射で大丈夫です。
ちなみに紫外線ライトは熱を出していません。
まとめ
淡水で暮らすクサガメですが、日光浴が必須な生き物です。
バスキングライトと紫外線ライトは、その日光浴に必要な太陽の代わりとなります。
そのため屋外飼育では必要がありません。
電気代がかからないなどのメリットがありますが、屋外飼育には外敵と脱走というデメリットがあります。
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