ミドリガメは、外気や水の温度により自身の体温が上下する変温動物の一種です。
そんなミドリガメですが、気温が下がると自分自身の体温が低下すると共に活動量も低下し、冬眠を始めます。
ミドリガメにとって冬眠は、体力の消費が多く病気になってしまうというデメリットもありますが、繁殖や産卵に良い影響を与えるというメリットがあります。
しかし、冬眠をするには条件が整っている必要があり、環境次第でミドリガメは冬眠しなくもなります。
では、どのような場合、ミドリガメは冬眠しないのでしょうか?
冬眠しないのはなぜ?
冬眠しない原因は、水温、飼育している場所の明るさ、冬眠場所の水深があります。
気温に関して、ミドリガメは水温が20~25℃では活動量は多いですが、15℃程度になると徐々に食欲や活動量が減り、5~10℃以下になるとエサを食べなくなり冬眠を始めます。
しかし、水温が高い(10℃以上)等気温の条件が揃っていない状態では冬眠をしなくなります。
また、通常冬眠は水中等静かな暗い場所で冬眠します。
ミドリガメは落ち着ける場所でのみ冬眠をしますが、明るい場所だと落ち着くことができず冬眠しなくなります。
最後に水深ですが、ミドリガメは水深が浅い場所だと冬眠できません。
水深は約30~50cm程度必要と言われています。
水深が浅い場合、水温が0℃以下で水面が凍結し始める時に自分自身も凍ってしまう可能性がある為、水深が必要なのです
冬眠しない場合の対策方法とは?
冬眠しない場合は、上記に記載した通り水温、暗さ、水深を調整する必要があります。
水温は5~10℃となるようにし、日光が当たる場所は避ける必要があります。
日光に当たり、温度が上がってしまうと冬眠の妨げに繋がる上に体力も消費させてしまいますので、避ける必要があります。
また水深が30~50cmとなるような場所や水槽を用意し、日が当たらない暗い場所に置く、又は大きな葉っぱ等で覆い暗くなる環境を作りましょう。
まとめ
ミドリガメは冬眠する上で、周りの環境は非常に大切な要因となってきます。
その環境は人によって作ることも当然できます。
ミドリガメを飼育する際は、環境を整えることを気にかけるようにしましょう。
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