ミドリガメのメスが卵を産まない?!こんな経験はありませんか?
実はカメの場合、すべてのメスが卵を産むわけではありません。
なぜ、卵を産まないのでしょうか。
卵を産まない原因、対策について説明したいと思います。
ミドリガメが卵を産まない理由は?
ミドリガメが卵を産まないもっとも大きな原因は、交接を行っていないからになります。
ペットショップで買ってきたミドリガメのオスメスが不明だった場合、成長にするにつれて大きくなる甲羅のサイズを見て判断する人も少なくありません。
多頭飼育される方で繁殖を予防したい飼い主さんは、甲羅が20センチ近くになる頃には、多頭飼育をやめ、1匹ずつ隔離されることをおすすめします。
では、卵を産まない原因についてですが、大きく分けて2つの原因が考えられます。
1つは、卵閉塞という病気にかかっている可能性があることになります。
卵が排出されず、詰まってしまう病気のことを言いますが、通常は動物病院で促進剤の注射を打ってもらい、産卵を試みます。
促進剤を用いても産卵できない場合は、手術によって取り出すしかありません。
ですが、現在、ミドリガメの診察、手術を行ってくれる動物病院は極めて少なく、もしかしたら、お住いのエリアにはいないかもしれません。
ミドリガメを多頭飼育する場合は、前もって動物病院の有無をチェックし、獣医師に相談されておくことをおすすめします。
もしも、近くにミドリガメを診てくれる獣医師がいない場合は、水槽内を高めに設定し湿度を高めて温かい場所をつくってあげましょう。
時間がかかりますが、うまく産んでくれるかもしれません。
2つめの原因は、体調不良によるものです。
産卵する時期がきても産む兆候がみられない場合は、ミドリガメの体力が何らかのトラブルによって落ちていることが考えられます。
産卵する前の食欲はいかがでしたか。
カルシウム等、栄養不足に陥らないように配慮しましたか。
人間もそうですが、ミドリガメの産卵には想像以上の体力が必要になります。
もともと健康な身体をもったミドリガメであれば、心配はいりませんが、体力のないミドリガメも少なくありません。
食が細いなーと感じる時は人工飼料等を用いて、栄養不足にならないよう、栄養バランスには注意してあげましょう。
まとめ
ミドリガメの健康は、飼い主さんがつくると言っても過言ではありません。
上手な与え方は、生後1年目までは1日1回。
ミドリガメの頭の大きさの量を決まった時間に与えます。
それ以降は、2日に1回。
決められた時間に決められた量を与えることで、健康状態を維持することができ、産卵時の体力不足に陥ることもありません。
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