縁日やペットショップでよく見かける亀ですが、室内で飼育していても冬眠するのでしょうか?
冬眠させるにあたっての注意点をまとめました。
本来亀は冬眠する生き物
野生の亀は秋口になると冬眠準備を始めます。
冬眠をすることによって寿命が延び、子孫繁栄がしやすくなるのです。
しかし、飼育されている亀は必ずしも冬眠しなければいけないわけではありません。
冬眠という行為は非常に体力を使い、命の危険を伴うこともあるのです。
実際に、野生の亀でも冬眠をして命を落とすことがあります。
では、冬眠させるにあたってどのようなことに注意をすればよいのでしょうか?
冬眠させる際の注意点
赤ちゃん亀や年を取った亀、病気の亀は体力がないのでなるべく冬眠させないようにしましょう。
健康体の亀でも冬眠させる際には十分に気を付けてあげなければいけません。
まずは体力保存のために、夏から秋口にかけてエサをたくさん食べさせてあげましょう。
この時あまり食べないようだと冬眠させるのは難しいかもしれません。
たくさん食べて脂肪をつけておかないと冬眠中に体力が低下してしまいます。
そして、冬眠をする三週間~一か月前は絶食をさせましょう。
冬眠中は食べたものの消化・排泄ができないのでおなかにたまったまま食べたものが腐ってしまう恐れがあります。
冬眠は必ず水の中でさせましょう。
冬眠失敗談で多いのが乾燥です。
くるんで押入れの奥に入れたらミイラ化してしまったというケースがあります。
亀は皮膚呼吸が出来るので水の中に入れておいても大丈夫なので、たっぷりと入れて上にアク抜きをした葉っぱをかぶせてあげましょう。
また、冬は寒いので氷が凍ることがあります。
少ない水だと亀まで一緒に凍ってしまうので必ずたっぷりと入れましょう。
量が多いと室内なら水の表面が凍る程度です。
水温は5~8℃に保つようにします。
10℃以上になると亀が動いて体力を使ってしまいます。
水は基本的には交換する必要はありません。
亀を一度水槽から出して…なんてしてしまうと冬眠から目覚めてしまいます。
亀にとってもよくないことなので、水を変える際は1/4ずつ、月に一度程度変えてあげると良いでしょう。
その際、同じ温度の水を入れるようにしてくださいね。
まとめ
・飼育されている亀を冬眠させる必要はない
・繁殖させたい場合は十分に注意して冬眠させてあげる
・たくさんエサを食べさせ、3週間~1ヶ月前には絶食しお腹をからっぽにする
・水の温度は5~8℃
・水替えは1/4ずつ月一回ほどのペースで
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