寒い冬が来ると冬眠する生き物はたくさんいます。
亀もまたその中の一種に入りますが、野生の亀がどのように冬眠をするのかご存知ですか?
なかなか見る事のできない亀の冬眠について調べていきたいと思います。
亀の冬眠
まず爬虫類や両生類においての『冬眠』とは何か。
彼らは変温動物なので自分たちの体温を一定に保つことは出来ません。
簡単に言うと気温が下がると体温、体の機能も下がってしまい活動出来なくなってしまうのです。
冬眠期間中はこの状態にあり春の訪れと共に目覚めて再び活動を始めます。
熱帯地域に生息する亀は冬眠をする必要はありませんが、日本のような四季がある地域では越冬せねば生きていけない為、冬眠が必要なのです。
期間は11月~3月頃までです。
では、どのような場所で冬眠をするのでしょうか。
なかなか目にすることはないですよね。
亀の場合、水底や土の中などさまざま。
浅瀬だと水の流れが少なく穏やかな場所。
水中や陸の場合は、静かで薄暗い場所に穴を掘るなどして潜りこんだり、枯草の中にうずまるように冬眠するようです。
穴の中に冬眠する際は自分で穴を掘るのだとか。
どちらにおいても人の目が届かぬような静かな場所で冬眠するようです。
ちなみに水中での冬眠。
呼吸はどうなっているのでしょう。
普段活動している時は鼻からの肺呼吸をしている亀。
しかし、冬眠期間中の呼吸法は皮膚呼吸に変わり、皮膚や粘膜から酸素を取り入れて呼吸をしています。
冬眠中の食事はどうするのでしょう。
お腹がすいたら起きて蓄えるのでしょうか。
いいえ、冬眠期間中はエサを食べません。
春から夏にかけて活動している期間はお腹いっぱい食べていますが、冬眠前になると少しずつ食欲が落ちてきます。
冬眠前だからと言って慌ててお腹を満腹にするわけでもありません。
気候に合わせ、少しずつ冬眠の態勢を整えていくのです。
まとめ
もし自然界でじーっと動かない亀を発見したら、きっとそれは冬眠状態にある亀さんです。
春がきたら目を覚ますはず。
そのままそっとしておきましょうね。
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