飼っている亀を冬眠させた場合、一番心配するのは冬眠から目覚めさせるときだと思います。
毎年やって慣れている人でも、無事に起きてくれるかどうか不安になることはあるのではないでしょうか。
亀の冬眠明けは、3月上旬~3月下旬にかけてだと思いますが、基本的には亀が自然に目を覚ますのを待つ形になります。
無理に起こすと体に負担がかかってしまい、命に関わってくることもあるので危険です。
冬眠中の亀の水槽の水温は5℃前後になっていると思うので、少しずつ水槽の場所を移動させ、眠っている亀を明るく温かい場所へと導いてあげます。
あくまで亀が「春が来た!」と感じて自然に目覚められるように、少しずつ、徐々に温かくしていってあげてくださいね。
冬眠から目覚めたら
長ければ4か月ほど眠った状態だった亀は、冬眠から目覚めてもすぐ元通りの生活に戻れるわけではありません。
ずっと餌も食べていなかったので体力も落ちていますよね。
そのため、水温を徐々に25℃以上になるように上げていき、亀がしっかり目覚めるのを待ちます。
餌も目が覚めてから1週間ほどは与えないで、かならず水温が20℃を超えてからあげるようにしましょう。
20℃より下のときにあげてしまうと、お腹の中で餌を消化することができません。
餌の量も、最初はスプーンの先に乗るくらいの少量から与えてくださいね。
異常があるときは起こしてあげることも
基本的には冬眠明けのタイミングは亀自身に任せますが、もし冬眠中に明らかな異常がある場合には、冬眠から目覚めさせてあげることも必要です。
餌も食べず眠った状態を保つ冬眠は、亀の体力を奪っていきます。
そのため、冬眠期間は最大でも4か月、それ以上経っても起きない場合は動物病院で診てもらいましょう。
また、亀の皮膚や甲羅などがおかしかったり、目が落ちくぼんで痩せてきているなど明らかな異常が見られる場合にも要注意です。
少しずつ水温を15~20℃にまで上げて保温し、その状態を保ったまま動物病院へ連れていきます。
まとめ
亀の冬眠明けは3月上旬~3月下旬にかけてが多く、基本的に起きるタイミングは亀に任せます。
亀が春を感じて目覚められるように、飼い主は徐々に水槽を日の当たる場所に移していき、温かい環境にしていってあげてください。
冬眠から目覚めた亀は体力が非常に落ちています。
体に負担がかからないように、急激な温度変化や給餌の仕方には注意しましょう。
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